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ネットワーク・アプライアンス、バックアップ・アプライアンスとiSCSIの提供を発表

2003年02月18日 21時10分更新

文● 編集部 栗山博行

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米ネットワーク・アプライアンス(Network Appliance)社は18日、日本ネットワーク・アプライアンス(株)本社に報道関係者を集め、他社製品も含む多様なストレージ環境に対応したデータ保護ソリューションを発表した。このソリューションは、バックアップ/リカバリーソフト『SnapVault』と、ストレージ・アプライアンス“NearStoreシリーズ”の新製品『NearStore R150』により構成される。同社は直接販売を行なわないため参考価格となるが、12TBの容量を持ったNearStore R150を導入する場合に代理店が提示する価格は6000万円程度になるという。

米ネットワーク・アプライアンス社ストラテジック・アライアンス部門バイスプレジデント フィル・ウィリアムズ(Phil Williams)氏

SnapVaultは、“NDMP API(※1)”を採用したバックアップ/リカバリーソフトウェア。バックアップの自動化や新規/変更ブロックのみのバックアップ、ミッションクリティカルなデータを優先したリストアなどに対応する。従来のSnapVaultでは、同社のストレージ・アプライアンス“NetAppファイラー”のデータのみをNearStoreにバックアップすることができたが、今回発表された最新版では、他社製品も含む多様なストレージ環境のバックアップ/リカバリーに対応するという。NearStore R150はATA HDDを利用したストレージ機器で、第1世代の『NearStore R100』と比較すると、最大容量が1モジュールあたり24TBに、バックアップ時のスループットが1時間あたり最大430GBにそれぞれ倍増している。

※1 NDMP(Network Management Data Protocol):NDMPは、ネットワーク接続デバイスのバックアップ/リストアに関連したサービスを提供するプロトコル。

来日した同社ストラテジック・アライアンス部門バイスプレジデント フィル・ウィリアムズ(Phil Williams)氏によると「NearStore R150は、1MBあたりのコストが1セントのオンラインバックアップソリューションであり、データのTCO(総所有コスト)を削減して、ROI(対投資利益率)の向上を実現できる。また最近は、システムのコストの削減とシステムのダウン時間の削減の両立が求められているが、NearStoreでは、1日24時間週7日間体制のビジネス・コンティニュアンス(事業継続性)を実現する」と、安価なATA HDDを利用してオンラインストレージから復旧を行なえるNearStoreの優位性を強調した。

同時に標準化団体IETF(Internet Engineering Task Force)が11日に認定した、TCP/IPネットワーク上にストレージエリアネットワークを構築するための新規格“iSCSI(※2)”に対応した、同社のNetAppストレージ・アプライアンス用のプロトコル、およびホスト接続セットの提供も発表した。同社のiSCSIプロトコルは無料で提供され、同社では「iSCSIにより、ネットワーク・ストレージ・アプリケーションのシェアを開拓できると予想している」という。

※2 iSCSI(Internet Small Computer Systems Interface):iSCSIは、ハードディスクなどのSCSI機器を、SCSIインターフェースで接続した時と同じように、IPネットワーク上で利用できるようにする技術。通常のSCSIの信号・データをIPでカプセル化して送受信する。iSCSIでは、既存のネットワークインフラにストレージシステムを組み込める、拡張性に富むなどのメリットがある。

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