(株)オン・ザ・エッヂは、同社内で開発されたWebアプリケーションフレームワーク『Sledge』をオープンソースで公開した。
『Sledge』は、MVC(Model View Controller)アーキテクチャに基づき、ロジックと画面遷移を独立したコンポーネントとして開発し、各コンポーネントの再利用性が高いWebアプリケーションを開発することが可能なフレームワーク。Webアプリケーションの開発に必要なコントローラやビュー、データベースとの連携といったフレームワークを提供する。Perlで実装されており、GNU GPL バージョン2またはArtisitic Licenceに基づいて利用することができる。
『Sledge』本体は、HTTPリクエストのパラメータ処理機能や、Cookieや埋め込みURLを利用したセッション管理、データベースとの接続、ページコンポーネントやアクセス単位でのユーザー認証、文字コードの自動変換といった機能を持つ。また、プラグインを利用することで、携帯電話向けWebページへの自動変換やユーザー入力の評価、ログ出力といった機能を追加することもできる。
動作環境には、LinuxやFreeBSD、SolarisなどのUNIX系OSと、Apache、Perl、およびPostgreSQLやMySQLなどのデータベースが必要になる。ダウンロードはSledgeのWebサイトまたはSourceForge.jpのSledgeプロジェクトページから可能。