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FSMラボとアックス、『RTLinux/Pro』を富士通『FR-V』ファミリに移植

2003年02月12日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)エフエスエムラボ・ジャパンと(株)アックスは、富士通のプロセッサ『FR-V』ファミリに対応したリアルタイムOS『RTLinux/Pro for FR-V』を発表した。

『RTLinux/Pro』は、米Finite State Machine Labsが開発しているリアルタイムOSで、LinuxはRTLinux上のタスクとして動作させることができる。リアルタイムタスクはRTLinux上で、LinuxアプリケーションはLinux上で動作させることが可能。オープンソースのRTLinuxに加えて、追加インターフェイスなどのオプションが用意されている。

ターゲットとなる『FR-V』ファミリは、VLIW(Very Long Instruction Word)アーキテクチャを採用したプロセッサ。おもにデジタル家電やモバイル製品などをターゲットにした製品で、低消費電力でマルチメディア処理を可能にするという。

今回発表された『RTLinux/Pro for FR-V』は、Linuxカーネルにアックスの『axLinux for FR-V』を採用している。割り込み発生から割り込み処理プログラムの起動までの応答時間は最短で1マイクロ秒以下となり、最長でも34マイクロ秒程度を実現しているという。販売はアックスが行ない、サポートは『RTLinux/Pro』部分についてはオプション契約でエフエスエムラボ・ジャパンが、『axLinux for FR-V』はアックスがパッケージ種別に応じたサポートを提供するとしている。

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