(株)ジュピターテレコムは12日、総額1400億円のシンジケートローン契約を締結し、同日付けで借り入れを実施したと発表した。シンジケートローンは、複数の金融機関が協調融資団(シンジケート)となり同一の契約書に基づいて信用供与するもので、バンク・オブ・アメリカ、(株)東京三菱銀行、シティバンク、(株)みずほコーポレート銀行、(株)三井住友銀行を主幹事とする13の金融機関との間で、プロジェクトファイナンスの枠組みをベースに契約を締結したとしている。融資期間は、約6年。金利水準は変動金利(市場金利をベースに決定)。
同時に、同社の主要株主である住友商事(株)、米米リバティ・メディア社、米マイクロソフト社と、総額1500億円の借り入れでも合意したという。
今回調達した資金の大部分は、これまで主要株主の保証により行なってきた短期借り入れを、今後の必要資金を含め、長期の借入れに切り替えるもので、これにより長期経営基盤の確立を目指すとしている。