マイクロソフト(株)は10日、都内で記者説明会を行ない、今春発売予定のリアルタイム・ストラテジックSLG『ライズ オブ ネイション ~民族の興亡~』を発表した。価格や発売日など詳細は未定だが、開発社の米Big Huge Games社の社長兼ゲームデザイナーのブライアン・レイノルズ(Brian Reynolds)氏が来日し、ゲームのデモを交えて詳細を明らかにした。
米Big Huge Games社の社長兼ゲームデザイナーのブライアン・レイノルズ氏 |
説明会では、まずレイノルズ氏自身の経歴について、同社でSLG『Civilization II』『Colonization』『Alpha Centauri』などの開発に携わったことを明らかにした。
続いてゲームの内容について、「石器の時代から中世、産業革命、近代、現代まで8つの時代を通じて人類の歴史を再現したストラテジックで、リアルタイムSLGとボードゲーム的な要素を併せ持つゲーム」と説明した。デモンストレーションを交えたゲーム紹介から、特徴をまとめると以下のとおり。
- “Age of Empiresシリーズ”の建造物や村単位での戦争ではなく、影響力を図示した国境を挟んでの国家間戦争を再現
- 登場する民族はアステカ/バンツー/イギリス/中国/エジプト/日本/朝鮮/マヤ/トルコなど18種
- 軍備/科学/治世ほか4種類の文明が用意され、文明レベルをアップグレードすることでより強力なユニットを生産可能になる
- 兵器の中には核兵器も登場するが、使用すると一定期間他国との貿易が停止するほか、“ハルマゲドン(最終戦争)へのカウントダウン”が進み、0になると勝者のいないバッドエンディングとなる
- シナリオエディターなどのツール類を標準搭載
港や海軍(水上専門の兵器)も登場するが、ほかのユニットも基本的に海上(水上)の移動は可能で、自動的に輸送船ユニットに変化して海を渡る | 海軍ユニットには駆逐艦/巡洋艦/戦艦など複数レベルのユニットが存在するようだ | 戦闘艦だけでなく空母や艦載機も登場する。なお、地上ユニットは原則として3人(3機)が1組で生産、運用される |
なお、マイクロソフトではライズ オブ ネイション ~民族の興亡~の公式ウェブサイトを本日よりオープンしている。