沖電気工業(株)は7日、既存の電話システムの運用を含むアウトソーシングに対応したIP電話の導入支援サービス“沖トータル・ネットワーク・サービス”を6日に開始したと発表した。これは“IP電話普及推進センタ(IPTPC:IP Telephony Promotion Center)”による企業向けのアウトソーシングサービスで、ネットワークシステムのコンサルティング/設計/構築サービスだけでなく、他社製品を含む既存資産の買い取りや、運用/保守までのサービスをトータルに提供するのが特徴。
“沖トータル・ネットワーク・サービス”の主なメニューは、ビジネスモデル/ITインフラストラクチャーの再構築をコンサルティングする“ビジネスコンサル”、IP電話システム構築のコンサルティングを行なう“システムコンサル”、企業内の既存のネットワーク形態に応じたIP電話システムの設計を行なう“システム設計”、機器調達からNTTへの代理申請まで構築に関連した作業を行なう“システム構築”、既存資産を簿価で買い取る“既存設備の買い取り”、現状分析から運用/保守までアウトソーシングする“ワンストップアウトソーシング”、個別対応の電話システムをSIP(Session Initiation Protocol)対応のソフトスイッチ『CTstage 4i』で統合する“基幹情報系システムとの統合サービス”の7種類。
同社は、将来的には、CRM(Customer Relationship Management)、ERP(Enterprise Resource Planning)、SCM(Supply Chain Management)などの基幹情報系アプリケーションとの連携を図り、拡張性の高いシステムを構築できるサービスを提供するとしており、今後3年間の販売目標は500億円としている。
