(株)ジャストシステムは4日、セキュリティー機能を強化したインターネットメールソフトの最新版『Shuriken Pro3』を3月20日に発売すると発表した。価格はパッケージ版が5800円、ダウンロード版が3500円。併せて企業向けに同製品のライセンス版『J-License Shuriken Pro3』を発売する。価格は1ライセンスあたり3000円。対応OSはともにWindows 98/Me/NT Workstation 4.0(SP6a以上)/2000 Professional(SP2以上)/XP。
『Shuriken Pro3』 |
『Shuriken Pro3』では、メールデータの漏洩や改ざんを防止するために、MIME形式に暗号化や電子署名などのセキュリティー機能を付加したS/MIME形式に対応し、Triple DESや128bit RC2/RC4といった暗号の利用が可能となる。メールボックスやアドレス帳を暗号化する機能や、メール本文のプレビューをキャンセルする機能も追加されている。“添付ファイルの付け忘れチェック機能”や、事前に指定しておいたメールアドレスの条件に合致する宛先に送信するときに再確認画面を表示する“送信先チェック機能”、10種類の画面デザイン用テンプレートを新たに搭載する。
ファイルの暗号化が各種設定できる |
さらにサーバー上でメールボックスを一元管理できるプロトコル“IMAP4”に対応するほか、同社のオンラインストレージサービス“InternetDisk”の有償会員は、同ソフトで受信したメールをInternetDiskに自動的に保存する“メールストレージ”機能を利用できる。アドレス帳などのディレクトリー情報をサーバー上で一元管理するためのプロトコル“LDAP”にも対応する。
“添付ファイルの付け忘れチェック機能”の設定画面 |
ドイツ語、フランス語、ロシア語などの非英語圏文字や、中国語、韓国語のメールの送受信が可能なほか、“Global-IME”に対応しているため、さまざまな言語でメールを作成し、エンコード方法を指定してメールを送信できる。
各種言語に対応 |