米SCOは、1月22日から24日まで行なわれた“LinuxWorld 2003”に同社が参考出品していたシステム管理ツール『SCO Manager v1.5』が“Best System Administration Tool Award”(最良システム管理ツール賞)を受賞したと発表した。
『SCO Manager v1.5』は、SCOが提供しているシステム管理ツール『Volution Manager v1.1』の次期バージョンとなる製品。『Volution Manager v1.1』は管理サーバとして『SCO OpenLinux 3.1.1』が必要であったが、『SCO Manager v1.5』では『Red Hat Linux』や『UnitedLinux』を利用した管理も可能になった。管理可能なサーバはLinuxのほか、『SCO OpenServer』、『SCO UnixWare』、Windowsなどになる。
日本SCO(株)代表取締役社長の麻生誠氏によれば、“LinuxWorld 2003”に出展された『SCO Manager v1.5』はベータ版の製品であり、表彰されることは異例のことのようだ。詳細な機能については、現在も開発が継続されているため、具体的には明らかにされなかった。発売時期については、「次の四半期ぐらいには可能になるのではないか」(麻生氏)とのことだ。価格についても、「『Volution Manager v1.1』から大きく変わることはなく、アップグレードパッケージも提供されるだろう」(麻生氏)とのことだ。