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ヴァル研、来店客数を予測する“客ごころWebサービス”の提供を開始

2003年01月31日 22時10分更新

文● 編集部

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(株)ヴァル研究所は31日、天候などで左右される各種店舗の来店客数を高精度で予測するサービス“客ごころWebサービス”の提供を3月1日に開始すると発表した。料金は、1予測項目につき月額3000円で、1ヵ月の無料試用期間が用意されている。初期登録費は1万円。

カレンダー画面
“客ごころWebサービス”(カレンダー画面)

“客ごころWebサービス”は、過去90日程度の気象情報や来店客数を基に、重回帰分析を基本とする統計的手法により、翌日以降の来店客数を予測するサービス。各店舗の固有の変動要因(チラシ配布やイベント)を個別に設定でき、店舗や予測ごとに予測式を再作成するため、精度の高い予測値が得られるという。来店客数の実績値はCSVファイルで一括入力することもできる。システムをデータセンターに置くことでセキュリティーを強化したほか、同社と提携している(株)ハレックスからアメダスの全国842ヵ所の気象情報(天気/最高気温/最低気温/湿度)をサーバーに反映させるため、ユーザーは各店舗の固有情報(来店客数や個別変動要因情報)をインターネットを利用して入力するだけで予測値を得ることができるという。ちなみに、事前のフィールドテストでは予測精度が平均90%となった店舗もあるという。

要因設定画面
要因設定画面

同社は来店客数を予測するパソコンソフト『客ごころ』を販売しているが、ユーザーには、気象情報の入力が負担となっていた。“客ごころWebサービス”では気象情報の入力を自動化するとともに、ウェブ対応としたことで幅広い業種での利用を見込んでおり、年間3000予測項目の契約を目指すとしている。申し込みはホームページでも行なえる。

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