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KDDI、“BREW”を搭載した携帯電話機『A5304T』を発売――“BREW Operator Working Group”も発足

2003年01月29日 23時25分更新

文● 編集部

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ケイディーディーアイ(株)と沖縄セルラー電話(株)は29日、第3世代携帯電話“CDMA2000 1x”に、ワイヤレス端末向けアプリケーション開発プラットフォーム“BREW(ブリュー:Binary Runtime Environment for Wireless)”を採用することとし、BREWに対応した(株)東芝製の携帯電話機『A5304T』を2月下旬に発売すると発表した。BREWの採用により、日中韓でアプリケーションの相互流通を図るとともに、法人向けには、日本アイ・ビー・エム(株)とミドルウェアサービス“BREW Business Profile”を共同開発する(サービス開始は今春の予定)。

“BREW Business Profile”
“BREW Business Profile”の提供イメージ

個人向けのBREW対応アプリケーションは、対応した携帯電話機の発売に合わせ、約20種類をラインアップする。利用料金は、“EZwebmulti”の月額使用料が300円で、通信料が1パケットあたり0.27円。そのほか情報量が必要となる。

『A5304T』『A5304T』

BREW対応携帯電話機『A5304T』は、BREWデータフォルダーとして約1.2MBのメモリーを持つのが特徴。折り畳み式で、144×176ドット表示のメインディスプレーと80×60ドット表示のサブディスプレー、有効31万画素CCDカメラ、モバイルライトを搭載する。Eメール送信BOX/受信BOXは各約400KB(200件)。Eメールの送信も字数は全角5000文字で、100KBまでファイルを添付可能。日本語入力には『Mobile Rupo(モバイルルポ)』を利用する。音源は最大40和音(FM音源32和音+PCM音源8和音)。連続通話時間は約170分で、連続待受時間は約200時間。本体サイズは幅49×奥行き24×高さ98mm、従量は約110g(電池込み)。本体カラーは“カプリグリーン”“アルピナホワイト”“ベネツィアンレッド”をラインアップする。価格はオープン。

普及促進で“BREW Operator Working Group(仮称)”も発足

同社は併せて、“BREW Operator Working Group(仮称)”の発足についても発表した。 これは、韓国のKTF社、中国の中国聯合通信社、米クアルコム社と、BREWを採用するキャリアーの拡大とサービス向上の目的で“BREW Operator Working Group(仮称)”を発足するもので、携帯電話が普及している日中韓が中心となる。ワーキンググループでは、各キャリアーのBREW独自仕様部分の確認、プロバイダーの海外進出機会の促進、端末開発/アプリケーション開発などのコスト削減のための環境の構築などを進める。

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