マイクロソフト(株)は27日、データベースサーバーソフト『Microsoft SQL Server 2000』と互換テクノロジー“SQL Server 2000 Desktop Engine”を攻撃対象とするコンピューターウイルス“Slammer ワーム”に対する防御策や関連情報の提供を26日に開始したと発表した。
“Slammer ワーム”は、SQL Server 2000のセキュリティーの問題点“MS02-039”をターゲットとしたウイルスで、同社が2002年7月から提供している修正モジュール、あるいはSQL Server 2000 Service Pack 3を適用していれば感染しない。また、修正モジュールを適用すれば感染したサーバーを正常に戻すことができる。
同ウイルスは、24日に発見され、米国/中国/韓国/台湾などで感染が急速に拡大したことで、インターネットのトラフィックが増大、26日午後までインターネットアクセスなどに影響が出ていた。