イー・アクセス(株)は21日、日本テレコム(株)、ケイディーディーアイ(株)と共同で、次世代インターネットプロトコル“IPv6”の実証実験サービスを開始すると発表した。同社のADSLユーザーを対象に、日本テレコムの“ODN”と、KDDIの“DION”においてモニターを募集する。募集の開始は、ODNが2月1日で、DIONは準備が整い次第としている。
実験サービスは“IPv4/v6 デュアルスタックサービス”として提供する。これは1つのPPPセッション上でIPv4とIPv6を同時に利用できるのが特徴で、現在進められているIPv6の標準化においてデュアルスタック方式が有力候補であることと、IPv4のネットワークが当分残る可能性が高いことから、デュアルスタック方式により提供するもの。実験サービスのネットワーク構築には、デュアルスタック機能と、自動でIPv6アドレスを割り振る“プレフィクス・デリゲーション”機能を搭載した(株)日立製作所のブロードバンドアクセスサーバー『AG8100-B』を利用するという。提供エリアは、当初、各ISPの指定エリアで、実験のための相互接続は2月に開始する。
同社では、実験サービスにより、デュアルスタック方式を実装した設備の実証を通して技術面の課題を検討し、きたるべきIPv6サービスの実用化にいち早く対応するよう取り組んでまいります。
