このページの本文へ

BlindWrite Suite 4J

BlindWrite Suite 4J

2003年01月23日 00時00分更新

文● 沢渡 円

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

BlindWrite Suite 4J

ピーアンドエー

7800円
(ダウンロード版:4800円)

『GOOD』
  • 極めて簡単な操作でバックアップCDが作成できる。
  • 読み出しイメージの利用も可能。
『BAD』
  • リード部とライト部が完全に分けられており、必ず2段階の操作が必要となる。
BlindWrite Suite 4J
●【メインウィンドウは極めてシンプル】 左(1)がCDをイメージ化する「BlindRead」、右(2)がイメージをCD-R/RWに書き込む「BlindWrite」を起動するボタンだ。

 CDライティングソフトの単体販売で現在、非常に大きなシェアを持ってるのがプロジーの「CloneCD4」。バックアップCDの作成に機能を絞ったソフトながら、プロテクトCDを含む、さまざまなフォーマットのCDをバックアップできることから人気が高い。そのCloneCDの対抗馬となり得るソフトが、ピーアンドエーから登場した「BlindWrite Suite 4J」。このBlindWrite SuiteはCDのイメージを読み出す「BlindRead」、イメージを書き込む「BlindWrite」に分かれているのが特徴的だ。

CDイメージ化の手順 1 CDイメージ化の手順 2
●【CDを入れてボタンを押すだけ】 基本的な操作は非常に簡単。コピーしたいCDをドライブに挿入して、ボタンを押していくだけ。●【プロテクトCDの読み出しは時間がかかることも】 わざとエラーを埋めこんだプロテクトCDの場合などは、読み出しにかなりの時間を要することもある。

 ただ、機能的にはCloneCDとほぼ同じ。一般にプロテクトCDと呼ばれるものは、故意にエラーセクタを埋め込んだり、TOCに偽情報を書き込むなどしているが、BlindReadはCD-RWドライブが持つRAWモードと呼ばれる機能を利用し、プロテクトごとCDをイメージ化するのだ。よって、プロテクトCDの読み出しにはRAWモード対応のドライブが必要。ピーアンドエーのサイトには対応ドライブリストへのリンクがあり、最近のドライブなら大抵利用可能だ。しかし、プロテクトによってはさらにドライブが限定されるケースも存在する。

BlindWrite
●【BlindWriteでイメージを書き込み】 イメージができたら、今度はそのデータをCDに書き込む。こちらも操作は簡単。

 読み出したCDイメージはBlindWriteでCD-R/RWメディアに書き込むことでバックアップが完成するが、そのほかフリーの仮想CDソフト「DAEMON Tools」を用いることで、このCDイメージをシステムにマウントすることも可能だ。ただし、市販ソフトのバックアップCD/CDイメージを不特定多数の人に譲渡・配布するなど、不法な行為は行わないよう注意してほしい。



音楽CD作成
●【音楽CDも作成可能】 MP3、WMAなど音楽ファイルが含まれるフォルダを指定することで、それらを基にした音楽CDも作成できる。

 価格は7800円。CloneCDの9800円と比べると格安なほか、ダウンロード販売なら4800円とさらに安い。CloneCDの牙城を崩せる注目のソフトと言える。

DAEMON Tools
●【フリーの仮想CDソフトで利用】 BlindWrite Suiteとは直接関係ないが、BlindReadで読み出したデータは、フリーの仮想CDソフト「DAEMON Tools」でも対応している。
BlindWrite Suite 4Jの主なスペック
製品名 BlindWrite Suite 4J
OS Windows 95(OSR2以降)/98/Me/2000/XP
CPU Pentiumクラス-200MHz以上
メモリ 64MB以上
HDD 10MB以上
CD-R/RWドライブ Disk At Once対応ドライブを推奨

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン