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インテル、2.40GHz動作のモバイルPentium 4-Mなど6製品と852GMチップセットを発表

2003年01月15日 16時10分更新

文● 編集部

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インテル(株)は15日、2.40GHz動作のモバイルPentium 4-Mなどモバイル向けプロセッサー6製品と、グラフィックス統合型チップセット『インテル 852GM チップセット』を発表した。同日付けで量産出荷を開始する。

『モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ - M』
『モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ - M』

モバイル向けプロセッサーのラインアップは、『モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ 2.40GHz - M』、『超低電圧版 モバイル インテル Pentium III プロセッサ 933MHz - M』、『超低電圧版 モバイル インテル Pentium III プロセッサ 900MHz - M』、『モバイル インテル Celeron プロセッサ 2GHz』、『低電圧版 モバイル インテル Celeron プロセッサ 866MHz』、『超低電圧版 モバイル インテル Celeron プロセッサ 800MHz』。

モバイルPentium 4-M-2.40GHzは、“最高性能モード”(2.40GHz動作/内部コア電圧1.3V)と“バッテリ・モード”(1.20GHz動作/内部コア電圧1.2V)に対応しており、平均消費電力は2W未満。PSBは400MHzで、512KBの2次キャッシュメモリーを搭載する。製造プロセスは0.13μm。超低電圧版モバイルPentium III-M-933MHzは、最高性能モード(933MHz/内部コア電圧1.1V)とバッテリ・モード(400MHz/内部コア電圧0.95V)に対応しており、平均消費電力は0.5W未満。PSBは133MHzで、512KBの2次キャッシュメモリーを搭載する。製造プロセスは0.13μm。同-900MHzは、最高性能モードの周波数が900MHzとなる以外、基本仕様は933MHzと同じ。モバイルCeleron-2GHzは、動作周波数が2GHzで内部コア電圧は1.3V。256KBの2次キャッシュメモリーを搭載し、0.13μmプロセスで製造される。低電圧版モバイルCeleron-866MHzは、動作周波数が866MHzで内部コア電圧は1.15V。2次キャッシュメモリーは256KBで、0.13μmプロセスで製造される。超低電圧版モバイルCeleron-800MHzは、動作周波数が800MHzで、内部コア電圧は1.1V。2次キャッシュメモリーは256KBで、0.13μmプロセスで製造される。

『インテル 852GM チップセット』『インテル 852GM チップセット』

852GMチップセットは、モバイルPentium 4やモバイルCeleronに対応したチップセットで、“拡張版インテルSpeedStepテクノロジ”や、Deep Sleep/Deeper Sleepモードに対応したモバイル電源管理機能を搭載し、“Dynamic Video Memory Technology(DVMT)”を採用した133MHz動作の32bit 3Dグラフィックスコアと、1400x1050ドット(SXGA+)表示に対応したLVDS(Low Voltage Differential Signaling)インターフェースを内蔵するのが特徴。デュアルディスプレーにも対応。チップセットは、732ピンのμBGA(MBGA:Micro Ball Grid Array)を採用したMCH(メモリー・コントローラー・ハブ)の『82852GM』と、421ピンのμBGAのICH(I/O コントローラー・ハブ)の『82801DBM ICH4-M』で構成される。PSBは400MHz、メモリーはDDR266/200をサポートし、インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)ポート×6を装備する。

852GMチップセットのダイヤグラム
852GMチップセットのダイヤグラム

1000個受注時の単価は、モバイルPentium 4-M-2.40GHzが6万9560円、超低電圧版モバイルPentium III-M-933MHz/900MHzが2万5870円、モバイルCeleron-2GHzが1万8440円、同-866MHzが1万6590円、超低電圧版モバイルCeleron-800MHzが1万7820円。

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