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MTU2400

【第30回】定番ビデオキャプチャカードの機能を手軽に体験

2003年01月10日 00時00分更新

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創立25周年を記念してスタートした雑誌&WEBサイト連動企画「POWER PUSH」では、月刊アスキー編集部とASCII24編集部が選んだ“今一番ホットな製品”を紹介する。PC市場を最前線でウォッチする2編集部のイチオシアイテムを見逃すな!

ビデオキャプチャカードの定番メーカー、カノープスから登場したUSB接続のキャプチャユニット「MTU2400」。

 より手軽に高品質なテレビ録画を行ないたい。そんな欲張りなユーザーにオススメしたいTVキャプチャユニットが登場した。

 カノープスの「MTU2400」は、映像品質に定評のある同社のキャプチャカード「MTV」シリーズの機能をより手軽に提供することをコンセプトに開発された製品だ。機能的にはMTVシリーズの上位モデル「MTV2200SX」と同等となっている。

 本体には民生機のDVDレコーダにも利用されている松下製のMPEG2エンコーダチップ「MN85572」を搭載し、最大解像度720×480ドット、最大15MbpsのビットレートでTV録画ができる。「3D Y/C分離」「3Dノイズリダクション」「タイムベースコレクタ」「ゴーストリダクション」といった機能も装備しており、電波の受信状態が悪い場合でも色にじみやノイズの少ない高品質なテレビ録画が可能だ。

 価格的には実売でも5万円前後(MTV2200 SXの実売価格は4万円台後半)と個人で購入するにはやや敷居が高いが、高速なUSB2.0に対応して高ビットレートでの動画保存が可能(USB1.1では実質6Mbps程度が上限)。ノートPCや内部へのアクセスが難しい省スペースデスクトップ機のユーザーで、とにかく高品質なテレビ録画を行ないたいというのならベストな選択肢となる。その価格に見合った機能は十分実感できるはずだ。



月刊アスキー・遠藤編集長はこう見る

“ハードディスク録画をパソコンで”という人には、最も気になる商品。テレビの視聴もこれでやりたいという“パソコン集中傾向”ともいうべき人向けだが、最大の特徴は、上級ユーザーの間で絶大な支持のあるカノープスの高画質だろう。



SPEC
I/O USB2.0/1.1、S-Video入力、ステレオ音声入力、ステレオミニプラグ
画質 720×480/704×480(MPEG2):15~4Mbps、352×480/352×240(MPEG2):8~2Mbps、352×240(MPEG1):1.8~1.168Mbps
チューナ VHF/UHF

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