- デザインもさることながら、家庭内で使うなら必要十分な機能をコンパクトなボディに収めきっている。
- 数字キーがあまりに小さく使い勝手が悪い。
- パームレスト部がかなり熱くなる。
●【鮮やかで美しいボディカラー】 透けるようなホワイトのボディが特徴。メーカーによれば「Natural&Neutral」がテーマとのことだ。 |
NECの冬モデルは、デスクトップPCやノートPCといった単純な形状による分類ではなく、ファミリー向け、パーソナル向けといった、個々の生活スタイルに合わせたジャンルごとにラインナップされている。その中でも完全な新モデルとなる「LaVie N LN500/4D」は、12.1インチTFT液晶採用のB5ノートPCというコンパクトなサイズをとりながら、CD-RW/DVDコンボドライブを搭載するなど、モバイル用途よりもこのマシンをメインPCとして用いるひとり暮らしの個人ユーザーをターゲットにした製品である。
●【専用スタンドが標準添付】 使わないときに本体を立て省スペース化できる専用スタンドが用意されている。背面のデザインにもこだわったことがここで生かされる。 |
そのLN500/4Dを見て、何といっても目につくのが鮮やかなホワイトカラーのボディだろう。このデザインは裏面まで徹底しており、同色の専用カバーをかぶせることで、メモリやHDD搭載用のふたなどを隠し、デザインの統一を図っている。
一方、PCの中身はというと、A4オールインワンノートとの差は液晶サイズとFDDの有無くらいのもの。また、USB 2.0、IEE1394、PCカードスロット、Ethernetなど、I/Oポートも充実しており拡張性も十分だ。ただ、連続動作時にパームレスト部がかなり熱くなるのは、このような外見を持っているPCだけにやや興ざめである。その理由として、パームレスト下部にバッテリがあるのとCPUがCeleron-1.2GHzと高速なための両方が考えられるが、正直スペックを落としてでも何とかしてほしかったものだ。
●【I/Oポートも充実】 USB 2.0ポート×3を含め、拡張性も十分なポート群。左側面にはIEEE1394×2、PCカードスロット×2も装備。 |
実売価格は18万円前後。なお、NECのPCは同社の直販サイト「121@Store」で店頭向けモデルをベースにしたカスタマイズモデルを販売しており、本機の場合は無線LAN機能の内蔵が可能だ。メモリやHDDの量も変更でき、価格的にも量販店の場合と大きな差はないので、こちらもお勧めである。
LaVie N LN500/4Dの主なスペック | |
製品名 | LaVie N LN500/4D |
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CPU | Mobile Celeron-1.2GHz |
メモリ | 256MB(PC133 SO-DIMM、最大768MB) |
チップセット | Apollo Pro133T |
ビデオチップ | MOBILITY RADEON(8MB内蔵) |
HDD | 30GB |
光学ドライブ | CD-RW/DVDコンボ(CD-R16倍速/CD-RW10倍速/DVD8倍速/CD24倍速) |
液晶 | 12.1インチTFT、1024×768ドット |
通信 | 10BASE-T/100BASE-TX、モデム |
I/O | PCカードスロット(TypeII×2、CardBus対応)、USB 2.0×3、IEEE1394(4ピン×2)、D-sub15ピン、オーディオ、ビデオ出力(コンポジット) |
サイズ | 285(W)×240(D)×34.3(H)mm |
重量 | 約2.4kg |
OS | Windows XP Home Edition |