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松下電器産業、2003年度経営方針社長会見を開催――「本日創業の気概を持って2003年度に臨んでいく」

2003年01月10日 22時51分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は10日、2003年度の経営方針社長会見を開催した。代表取締役社長・中村邦夫氏の会見は大阪で行なわれ、東京会場では衛星中継にてその模様が伝えられた。

松下電器産業(株) 代表取締役社長・中村邦夫氏

松下電器では1月1日より、“事業分野(ドメイン)別体制”がスタートし、各事業分野別会社における自主責任体制、キャッシュフロー重視の経営、グローバル連結経営システムの構築といった経営システムの改革が進んでいる。事業分野別の新会社および新グループの内訳と事業方針は以下のとおり。

  • パナソニックAVCネットワークス社……SD、DVD、デジタルTVを中心とするデジタルプラットフォームでグローバルNo.1企業を目指す
  • パナソニック コミュニケーションズ(株)……IPv6で家庭・SOHO・オフィスの進化をリードするグローバルNo.1企業を目指す
  • パナソニック モバイルコミュニケーションズ(株)……モバイルマルチメディアコミュニケーション事業で世界のトップ3企業を目指す
  • パナソニック オートモーティブシステムズ社…… カーマルチメディア分野でグローバルNo.1企業を目指す
  • パナソニック システムソリューションズ社……デジタルAV&IT技術を活用してユビキタス社会を創造する
  • 松下エコシステムズ(株)……環境システム事業で地球環境との共存に貢献する
  • パナソニック ファクトリーソリューションズ(株)……回路成形技術を核としてモノづくりプロセスを改革し、顧客の事業発展に貢献する
  • ヘルスケア社……ユビキタス・ヘルスケア事業を創造し、社会生活の向上に貢献する
  • ホームアプライアンスグループ……環境リーディングカンパニーとして衣・食・住の分野において世界のすべての人々に安心・安全、愛着ある商品・サービスを提供する

また、社内分社の“電化・住設社”と“エアコン社”を統合し、4月1日より“ホームアプライアンス社”として設立、さらに同社と“空調社”、松下冷機(株)、松下設備システム(株)、松下食品システム(株)をまとめ、“ホームアプライアンスグループ”としている。

松下電器は“創生21計画”という経営計画を表明し、“20世紀型の規格大量生産から21世紀型『超・製造業』への革新”を実施してきている。この中で、2001年度には、IT革新や本社改革、拠点統廃合などといった、旧来のシステムの“破壊”の取り組みを行なった。“創生21計画”の最終年度となる2003年度は「“破壊”から“創造”に軸足を完全に移し、“軽くて速い”松下を築き上げる」としている。成長戦略としては、

  1. 各事業分野から選定された90品目を“次期V商品”として集中した製品開発を行い、2003年度売り上げ1兆2000億円を目指す
  2. 収益の60%超を海外で確保するとともに、中国事業を加速し、2005年に1兆円事業を目指す
  3. 技術戦略面では、他社製品と差別化するための“ブラックボックス”技術の創造、事業ポートフォリオによる技術の選択と集中を実施する
  4. 「世界中の人々の豊かなくらしと人生に、さまざまなアイディアを提供する」というグローバルコンセプトの共有徹底、世界統一デザイン戦略、世界同時マーケティングといった、グローバルマーケティング戦略を実施する

を挙げている。

なお、事業分野別体制のスタートについて「全社員が21世紀の成長に向けて、新たな松下が生まれた日、第2の創業ともいうべき日であることを全社員が共有し、『本日創業』の気概を持って2003年度に臨んでいく」としており、同社の2003年経営スローガンには「一人ひとりが創業者」を掲げている。

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