サンディスク(株)とソニー(株)は10日、メモリースティックの新規格“メモリースティックPRO”を共同開発したと発表した。
![]() |
---|
『メモリースティックPRO』。左上がサンディスク製、右下がソニー製 |
“メモリースティックPRO(Memory Stick PRO)”は、それぞれの機能に対応した機器との組み合わせにより、高画質静止画や高音質オーディオなどの記録・再生、DVD品質の高画質動画のリアルタイム記録・再生が可能となるメモリースティックの新規格。技術的な進化 “Progressive(プログレッシブ)”、高度なアプリケーションへの対応“Professional(プロフェッショナル)”、データ保護やセキュリティーへの対応“Protection(プロテクション)”をキーワードに共同開発したという。両社は2001年9月に次世代の高速大容量メモリースティックの共同開発で提携している。
最大記録容量は32GB。最高転送速度(理論値)は160Mbps(毎秒20MB)。最低書込み速度は15Mbps。本体サイズは幅21.5×奥行き50×高さ2.8mm、接続端子は10ピンで、ともに現行のメモリースティックと同じとなる。動作電圧は2.7~3.6V。
著作権保護技術“マジックゲート”を標準装備し、電子コンテンツ配信サービスへの対応が可能なほか、メディアに内蔵された“インテリジェント・コントローラー”により、記録データへのアクセス制御が行なえる“アクセスコントロール機能(仮称)”が可能。動画記録中のメディアの取り出しや突然の電源切れなどによる記録データの消失を防止する機能も可能となる。
なお、メモリースティックPROは、今春から順次導入が開始される。
