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NTTネオメイト、アロシステム、インテルの3社が協業――ブロードバンドパソコンを販売

2003年01月09日 18時41分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)、アロシステム(株)、インテル(株)の3社は9日、ブロードバンド通信関連ビジネスにおいて協業することで合意したと発表、協業の第1弾としてNTTネオメイトブランドのブロードバンドパソコン『OZFA(オズファ)』シリーズを10日よりNTTネオメイトグループ17社で販売する。

3社社長
左から、アロシステム代表取締役社長の大野三規氏、NTTネオメイト代表取締役社長の西村憲一氏、インテル代表取締役社長のJohn Antone(ジョン・アントン)氏

3社は、パソコンを中心としたブロードバンド通信関連ビジネスの推進展開に関し、マーケットリサーチや商品企画/開発/製造、技術協力、販売、コンサルティング、アフターケア業務について協業、多岐にわたるユーザーのニーズに対応したパソコン等の情報機器、および回線サービスやサポートサービスなどをオールインワンで提供する総合的なビジネスを推進するとしている。

3社は、今回の協業における最初の製品として『OZFA』シリーズを提供する。CPUをインテルが供給し、アロシステムがパソコンの製造を担当、販売はNTTネオメイトグループ17社が行なう。OZFAシリーズは、ハイパフォーマンスでリーズナブルなパソコンを目指しており、CPUやメモリー、HDD容量等をユーザーが選択できるほか、全機種にスタッフが自宅やオフィスに出向きインターネット接続設定等を行なう“Neo'zセットアップサービス”が付属する(不要な場合は割引する予定)。保証期間は全機種とも3年間。

OZFAベーシックモデル
OZFAのベーシックモデル。ディスプレーはオプション

デスクトップパソコンのエントリーモデルは、CPUにCeleron-1AGHzを採用し、CD-R書き込み40倍速/CD-RW書き込み12倍速/読み込み48倍速のCD-RWドライブやLAN機能(10/100BASE-TX対応)を搭載、メモリーは128/256/512MBから、HDD容量は40/60/80GBから選択できる。最小構成価格は5万9800円から。

ベーシックモデルは、CPUにCeleron-1.7GHzを採用し、CD-R書き込み40倍速/CD-RW書き込み12倍速/読み込み48倍速のCD-RWドライブやLAN機能(10/100BASE-TX対応)を搭載、メモリーは256/512MBから、HDD容量は40/60/80GBから選択できる。最小構成価格は7万7900円から。

ハイパーモデルは、CPUにPentium 4-2.4GHzを採用し、CD-R書き込み40倍速/CD-RW書き込み12倍速/CD-ROM読み込み48倍速/DVD-ROM読み込み16倍速のコンボドライブやLAN機能(10/100BASE-TX対応)を搭載、メモリーは256/512MBから、HDD容量は60/80GBから選択できる。最小構成価格は10万1900円から。

ノートパソコンのエントリーモデルは、CPUにCeleron-1AGHzを採用し、256MBのメモリーと20GBのHDD、CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き込み4倍速/CD-ROM読み込み24倍速のCD-RWドライブやLAN機能(10/100BASE-TX対応)を搭載し、13.3インチXGA対応TFTカラー液晶ディスプレーを備えたものが12万4500円。

ハイパーモデルは、CPUにモバイルPentium 4-2AGHzを採用し、256MBのメモリーと40GBのHDD、CD-R書き込み24倍速/CD-RW書き込み10倍速/CD-ROM読み込み24倍速/DVD-ROM読み込み6倍速のコンボドライブやLAN機能(10/100BASE-TX対応)を搭載し、15インチSXGA対応TFTカラー液晶ディスプレーを備えたたものが24万3600円。

いずれもOSはWindows XP Home Edition(OSプレインストールが不要な場合は割引する予定)。また、ユーザーの要望に応じて、基本操作説明や設定支援等をセンターから遠隔サポートする“Neo'zサポートクラブ”(1台当たり年間1万2000円)、ブロードバンド回線サービスやISPサービスの取り次ぎ、廃棄/リサイクルパソコンのHDD内データ消去サービス(1台当たり2000円)なども提供するという。

OZFAシリーズの申込は、10日より専用フリーダイヤル(0120-855104)で受け付ける。受付時間は平日9時~21時/土日祝日9時~17時。OZFAパソコンやオプションの周辺機器/ソフトのほか、NTT西日本/NTT東日本のBフレッツ、フレッツ・ADSL等のサービス、ISP/CSPのサービスについてもまとめて受け付けるという。また、近日中にOZFAの専用ウェブサイトを開設しサイト上でも申込を受け付けるようにするほか、近い将来には、昨年NTTネオメイトと業務提携した(株)エディオンが展開するエディオングループの家電量販店での販売も行なうとしている。さらに、電話の移転や各種サービスの注文/問い合わせ等を電話で行なえる“116”センターでOZFAを受け付けることも検討しているという。

NTTネオメイト代表取締役社長の西村憲一氏は、「パソコンを中心とした家庭内環境をブロードバンド時代にふさわしいものにする必要がある。OZFAブランドを情報機器すべてに適応させ、パソコンに限らずさまざまな取り組みを行なう。他企業とアライアンスを組んで幅広く展開したい」としている。

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