Swiftechから、Socket A対応CPUクーラー「MCX462+T」が登場した。フィンはおなじみの円柱状だが、目を引くのはベース。全高のほぼ半分になろうかという分厚い銅でできており、しかもその中からは電源コードが出ている。
実は、このベースの中に入っているのはペルチェ素子。史上初のペルチェ内蔵CPUクーラーという製品なのだ。
ベースの銅版(というより塊というべき厚さだが)は2枚重ねになっており、間にペルチェ素子が挟まれている。よってペルチェ素子はコアと密着しているわけではなく、熱伝導の補助として使うという発想と思われる。結露対策も考えられているようで、下側のベースの周囲には断熱材が巻かれ、ソケットの周囲に貼り付けるもの、マザーボードのソケット裏に貼り付けるものもセットになっている。
ファンは別売りで、8cm角サイズが使用できる。マザーボードの穴を利用して取り付ける仕組みはこれまでの同社製クーラーと同様。説明書を見ると、Swiftech製のオプションを利用してペルチェ素子の電源を取るようになっているようだが、日本国内では未発売。電源供給は自身の工作でなんとかしなければならないという点は注意だ。
販売はCUSTOMが行うが、在庫は置いておらず受注取り寄せ販売となるとのこと。価格は1万7800円。
【関連記事】