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オプトウエア、偏光コリニアホログラフィックメディア評価システム『S-VRD』を発売

2002年12月25日 17時42分更新

文● 編集部

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(株)オプトウエアは25日、ホログラム記録技術を利用した次世代の大容量/超高速データストレージ技術である“偏光コリニアホログラフィー方式”を採用した記録メディアの評価システム『S-VRD』の販売を同日付けで開始すると発表した。標準仕様での価格は3500万円。

『S-VRD』
『S-VRD』(右上の黒い筐体が本体)

『S-VRD』は、ホログラム記録技術を利用した次世代の記録メディアの研究開発を行なうための評価システム。ホログラム記録技術を採用することで、現行のDVDサイズで約200倍の1TB(テラバイト)の記録容量と、約40倍の1Gbpsの転送速度を持つデータストレージを作成できるという。“偏光コリニアホログラフィー方式”は、同社が独自開発したもので、“参照光”と“信号光”を同軸上に配置し、1つの対物レンズでメディア上に照射する方式で、データを干渉縞による体積ホログラムとして記録する。DVDやCDとの上位互換性も持つという。分析ソフトとしてWindows 2000対応の『S-VRDソフトウェア』を利用する。

ホログラム再生ページデータ
ホログラム再生ページデータ

同社では、今後、評価機メーカー各社へのライセンス供与も予定しており、年間100台の需要を見込んでいる。

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