エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は24日、(株)エヌ・ティ・ティ・データと(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモが所有するドリームネット(株)の全株式を2003年1月23日付けで取得することで合意したと発表した。
これはNTTグループがインターネット市場の環境変化に対応するために行なっている3ヵ年経営計画の一環で、グループISP事業の段階的統合の一部となる。現在ドリームネットが提供しているインターネット総合サービス“DreamNet(ドリームネット)”サービス(30万加入)とNTT Comの“OCN”(342万加入)を融合させ、ISP事業の競争力の強化を図るという。今後の統合によるユーザーへの影響はないとしている。
ちなみに、ドリームネットは、1994年4月にNTTデータとソフトバンク(株)により設立されたメディアバンク企画(株)が基になっており、1999年7月にNTTデータとNTTドコモがソフトバンクから株式を取得するかたちで設立された。資本金は5億5000万円(NTTデータが60%、NTTドコモが40%)。NTTドコモの参画によりモバイルネットワークサービスで特色を出すとしていた。