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WinCDR7.0

WinCDR7.0

2002年12月23日 14時20分更新

文● 那須 涼介

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WinCDR7.0

アプリックス

1万4800円(通常版)
5800円(アップグレードパッケージ)

本記事は、10月13日発売の「アスキー PC Explorer 11月号」に掲載された「特集2 DVD焼き焼き徹底研究」より一部記事を抜粋、再掲載したものです。

WinCDR7でDVDオーサリング入門

CDライティングソフトとしておなじみの「WinCDR7」だが、最新バージョンにはDVDオーサリング機能も装備されている。これがシンプルながら、なかなか使い勝手がいい。このWinCDR7でのDVDオーサリングの基本を紹介する。

ツールの組み合わせでDVD-Video作成
あくまでベースはCDライティングソフト

WinCDR7
写真1 WinCDR7のメインウィンドウ。基本はCDライティングソフトであり、MPEGエンコードなどの周辺機能は画面左のタブで「ツール」を選ぶと表示される。なお、パッケージ版はDVD-Video作成機能のほか、パケットライトソフト「PacketMan」も付属。DVD記録ドライブをストレージ機器として利用するのにも便利だ。
MonsterTV2
【上級PC録画を狙え! その1】 エスケイネット「MonsterTV2」レビュー(from 月刊アスキー PC Explorer、写真をクリックすると当該記事に移動します)。
DVDit! SE
【上級PC録画を狙え! その2】 ソニック・ソルーションズ「DVDit! SE」レビュー(from 月刊アスキー PC Explorer)。
DigiOnAuthor for DVD
イージーシステムズジャパン「DigiOnAuthor for DVD」レビュー(from 月刊アスキー PC Explorer)。

 アプリックスの「WinCDR」は、ビー・エイチ・エー「B'sRecorder GOLD」などとともに、市販のCD-RWドライブに添付されるケースが多い国産のCD/DVDライティングソフトの老舗的存在である。この最新バージョン「WinCDR7.0 Ultimate DVD」(以下、WinCDR7)は、データCD/DVD用のライティング機能をベースに、DVD-Videoのイメージ作成用ツール群が付属する。なお、それらの周辺ツール郡はWinCDR本体ウィンドウの左側のボタン部に集められている。

 まず、最初に利用するツールが、各種映像ソースをDVD形式のMPEG-2ファイルにエンコードする「Media Encorder」だ。後で紹介する「Authoring Tool」で利用可能なMPEG-2ファイルの幅は比較的広いほうで、解像度が720×480ドットでオーディオのサンプリングレートが48kHzであるなど、DVD形式に対応したMPEG-2ファイルなら、再エンコードが必要になるケースは比較的少ない。そうでないMPEGファイルやAVIファイルは、ここでDVDに適した形式にエンコードすることになる。

 使い方は簡単。エンコードしたい映像ファイルをドラッグ&ドロップで登録。そして、ビットレートや解像度の設定を行う。さらに、このMedia Encorderは簡易編集機能が装備されているのでCMカットなども可能だ。Media Encorderで便利なのは、複数ファイルの登録が可能な点で、個別に編集作業を済ませれば、あとは一気にエンコードできる。エンコードに要する時間は画質設定次第で異なり、標準設定&Athlon XP-1600+のマシンで映像時間の1.8倍くらいだったが、いずれにせよエンコードの間はPCを放っておいて問題ない。



手順 その1 手順 その2 手順 その3
●【1.Media Encoderを起動】 メインウィンドウの左にあるボタン (a) から「Media Encoder」 (b) を起動。映像ファイルをドラッグ&ドロップで登録する。複数ファイルの一括処理も可能なので、PCを使わない間に一気にエンコードが可能。●【2.圧縮形式を設定】 圧縮時の形式を設定するダイアログ。DVD-Videoのソース作成に特化しているので、特に悩むことはない。ビットレートは5~9Mbps(1MHz刻み)、VBRを利用したほうが当然画質はいい。●【3.AVIファイルを編集可】 MediaEncoderにはAVIファイルの簡易編集ツールも付属する。なお、この機能はAVI専用なので、MPEGファイルのカット編集には、次ページで紹介する「MPEG Movie Editor」を用いる。
WinDVDで動画ファイルを準備する手順

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