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MonsterTV2

MonsterTV2

2002年12月19日 00時00分更新

文● アスキー PC Explorer編集部&今澤傘之輔

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MonsterTV2を使って高画質で取り込むには?

 以下では、MonsterTV2を実際に使いこなして“なるべく高画質で取り込む”方法を、手順を追って説明する。

1. キャプチャコントロールパネルから録画モードを選ぶ

キャプチャコントロールパネル
画面A キャプチャコントロールパネル。

 (a) キャプチャコントロールパネルの「録画モード」ボタンを押すことにより、「標準」「高画質」「長時間」「カスタム」の4つのモードで録画可能だ。「カスタム」は後述する設定での録画となっており、マシンパワーさえあれば、かなり自由度が高いキャプチャが可能だ。DVDに焼きこむことを前提にするなら、高画質モードで録画したい。なお、画面の「標準」は4Mbps(VBR)、720×480ドットでの録画モードとなる。それ以外は下図を参照してもらいたい。

高画質設定 長時間設定 カスタム設定
【高画質】 6Mbps(VBR)、720×480ドットでの録画。【長時間】 2.097Mbps(CBR)、480×480ドットでの録画。【カスタム】 17種類のプリセットから選択する録画モード。
図 各種録画モード

2. 録画時のマニュアル設定をする

録画設定
画面B 録画設定の変更画面。

 画面Aのキャプチャコントロールパネルにある (b) 設定ボタンを押すと、6つのタブを持った設定画面が表示される。インストール後には、 (c) で住んでいる地域を指定して、 (d) 自動スキャンをクリックすれば、自動的に受信可能なチャンネルをスキャンしてくれる。もし受信状況が悪いときには次項の 3. を参照。



3. 電波の微調整をする

電波微調整
画面C 電波の微調整画面。

 スターノイズが発生するときには、前項 2 の画面のチャンネル表示されている部分をダブルクリックする。すると、画面Cのような微調整する画面が表示される。 e のスライドバーを移動させることにより0.05MHzずつ調整することも可能だ。



4. 入力するソースの色設定を行う

色設定
画面D 色設定の画面。

 f のボタンは、各モードで入力される映像ソースの色設定を行う。基本的にはデフォルトのままで使用するのが好ましいが、出力するモニタの状態により、R(赤)信号が薄いといった特性があるだろう。このあたりは、TVモニタに作成した映像ソースを映し出してみて、微調整するのがよい。また、 g にある「プログレッシブフィルタ」の項目にチェックを入れると、動き早いシーンなどで補完機能がはたらき、輪郭などに出るギザギザがなくなる。



5. カスタム録画の設定を行う

キャプチャ&タイムシフト設定 ライティング画面
画面E ファイルの保存場所と各種設定の変更画面。画面E-2 カスタム品質(ビデオ)に用意されているモード(の一部)。

 h のプルダウンメニューから、録画モードで「カスタム」を選択した場合に設定されるビットレートを設定(下の一覧を参照)。
 i では、録画ファイルが作成される場所を指定する。デフォルトではCドライブのルートディレクトリになっているが、「マイドキュメント」などに設定しなおせば、保存した動画ファイルへのアクセスもしやすい。

 設定できるフォーマットは以下の17種類。

  • VCD
  • SVCD
  • DVD
  • DVD(HQ Ultra Mode)
  • MPEG-2 4Mbps(VBR)
  • MPEG-2 6Mbps(VBR)
  • MPEG-2 6Mbps(CBR)
  • MPEG-2 6Mbps(VBR)Ultra Mode
  • MPEG-2 6Mbps(CBR)Ultra Mode
  • MPEG-2 6Mbps(VBR)HQ Ultra Mode
  • MPEG-2 6Mbps(CBR)HQ Ultra Mode
  • MPEG-2 8Mbps(VBR)
  • MPEG-2 8Mbps(CBR)
  • MPEG-2 8Mbps(VBR)Ultra Mode
  • MPEG-2 8Mbps(CBR)Ultra Mode
  • MPEG-2 8Mbps(VBR)HQ Ultra Mode
  • MPEG-2 8Mbps(CBR)HQ Ultra Mode

 ただし、HQ Ultra Modeと表示されているものはPentium 4-2GHz以上で、HDDはUltraATA/100以上という制限がつく。

6. キャプチャしたファイルをオーサリングソフトにかける

オーサリング画面 ライティング画面
画面F 「Ulead DVD MovieWriter」でオーサリング中の画面。画面F-2 同じくDVDメディアに書き込み中の画面

 出来上がったMPEG-2ファイルをオーサリングソフトで処理すれば、DVD-Video形式でDVDディスクに焼き込みが開始される。今回オーサリングに利用したソフトは、ユーリードシステムズの「DVD MovieWriter」。

MonsterTV2の主なスペック
製品名 MonsterTV2
OS Windows 98 SE/Me/2000/XP
CPU PentiumII-500MHz以上(MPEG-2 4Mbps VBRの480×480ドットでPentiumIII-500MHz以上、MPEG-2 8Mbps VBRの720x480ドットではPentium 4-1.40GHz以上)
メモリ 128MB以上
ビデオ入力 S-VIDEO×1(コンポジットへの変換ケーブル付き)
チューナ部 地上波(VHF/UHF)、CATV、ラジオ(音声多重対応)
オーディオ出力 ミニピンジャック×1(ステレオ)、内部サウンドカード用コネクタ×1
MPEG2エンコード 最大720×480ドット/2~8Mbps(CBRまたはVBR)
カード長 120mm

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