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【ニュース】仲根かすみが初主演映画「八月の幻」

2002年12月12日 00時00分更新

文● 稲葉九

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 東京でイラストレーターとして活躍中の青年が恋人とともに8年ぶりに故里の尾道に帰郷、どこかやり切れない思いの青年がこの世を去ったかつての恋人に再会するという、淡い恋心を描いた映画『八月の幻』(製作:キングレコード(株)/(株)ギャガ・コミュニケーションズ・配給:ギャガ・コミュニケーションズ)が12月7日より、テアトル池袋にて公開されている。



「夏の撮影でかなり時間は経ってるんですが、意外にちょっとあったかい空気が出ていると思います」(鈴木監督)

 ヒロインのめぐみ役に現在、フランス語会話(NHK教育)に出演中の仲根かすみちゃんが、共演には映画『月光の囁き』に出演の水橋研二氏、映画『パンダ物語』に出演の八木小織ちゃんなど、個性豊かな俳優が多数出演している。
 今年4月にキングレコードより発売されたかすみちゃんのイメージビデオ『もういちど逢いたい』の映画へのリメイク版となる本作の監督は映画『エコエコアザラク』の鈴木浩介。透明感溢れる笑顔が魅力の仲根かすみの表情、親しみやすさをうまく引き出し、作品をよりピュアなものにしている。



仲根かすみちゃん

 公開初日に行われた出演者による舞台挨拶では、「夏の撮影でかなり時間は経ってるんですが、意外にちょっとあったかい空気が出ていると思います」(鈴木監督)、「初めての初主演映画、みんなで力を合わせて頑張ったので皆さん最後までゆっくり観て下さい」(仲根)、「楽しい現場でしたし、いい映画が出来たと思って楽しんで下さい」(水橋)、「私個人としては久しぶりの映画だったのでホントに楽しめて…。ホントに良い映画で、1カ月ちょっとやってるので、何回も観に来て下さい」(八木)と各々が本作品に対する思いを語った。当日会場に観客として観に来たという本作出演の山中聡氏も急きょ登場した。



八木小織ちゃん水橋研二氏山中聡氏
「自分の出番の前はあまり話しすぎるとなんか、こう“まぼろし感”(笑)がなくなっちゃうかなって思って、あまり話さないようにしてたんです」

 本作が初の主演映画となる仲根かすみちゃんは「最初、映画とか、そういうのは待ち時間が多くて、監督が怖いっていうイメージがすごくあったんですよ。何かあると“カット!!やり直しっ!”みたいな。でも、好きにやってっていう感じの雰囲気だったんです。。アットホームな現場でした」と仲根ならではの、素直な感想を話してくれた。また「“幻”役という設定だったので、皆と和気あいあいと話したかったんですけど、自分の出番の前はあまり話しすぎるとなんか、こう“まぼろし感”(笑)がなくなっちゃうかなって思って、あまり話さないようにしてたんですね。だけど現場のスタッフや周りの人がすごく気を使ってくれて…。しゃべらないからすごく話しかけて下ったりしたんですけど、ずっと話しかけ返せなくて心配かけちゃいました。(撮影が終わった後は)人が変わったようにしゃべり出したんで、みんなにびっくりされて」と、撮影秘話も話してくれた。



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