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ケイ・オプティコム、屋外で5GHz帯無線アクセスシステムの実証実験を開始

2002年12月09日 23時39分更新

文● 編集部

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(株)ケイ・オプティコムは9日、関西で初めて5GHz帯無線アクセスシステムの実験を行なう無線局(実験局)の免許を取得したと発表した。同社は屋外で利用できる5GHz帯無線アクセスシステムの技術調査を行なってきており、免許取得を受けて、システムの実証実験を実施し、電波伝搬特性やスループットの評価を行なうとしている。

同社は現在、光ファイバーや無線、VDSLなどを利用したインターネット接続サービス“eo(イオ)”ブランドで個人・法人向けに提供している。無線ではPHSを利用する“eo64エア”と、2.4GHz帯を利用するFWA(Fixed Wireless Access)サービス“eoメガエア”を提供するほか、NWA(Nomadic Wireless Access)サービスとして2.4GHzと5GHz帯(屋内)を利用した実証実験サービス“eoスポット”も行なっている。

実証実験の概要
実証実験の概要

実証実験は12月から2003年3月までの期間、大阪府下で実施する。無線方式は“IEEE 802.11a”を採用し、周波数帯域は5.03GHz~5.091GHz。検証項目は電波伝搬特性、建物内受信状況試験、ネットワーク接続性試験。伝送速度は最大36Mbps(今後54Mbpsを目指す)。同社は、5GHz帯(屋外)の実証実験を実施することで、光ファイバーの引き込みが困難な住居やオフィスへのサービスや、無線アクセスサービスの高速化、モバイルでの利用などの検証を行なうという。

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