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デジタル映像作品コンテスト“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2002”の受賞作品が決定

2002年12月07日 01時02分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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キヤノン(株)は6日、デジタル映像表現の作品コンテスト“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2002”の受賞作品を決定、東京/青山スパイラルで授賞式を行なった。

授賞式
“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2002”の授賞式

同コンテストは、新しい映像表現の可能性に挑戦する才能を発掘/支援することを目的としたもので、今回で第3回目。デジタルカメラで撮影した写真やデジタル化された写真をプリントした作品部門“デジタルフォト”、コンピューターを利用して制作したイラストやグラフィックスをプリントした作品部門“デジタルグラフィック/イラスト”、デジタルビデオカメラで撮影した映像を加工/編集して制作した映像作品やCGアニメーション作品部門“デジタルムービー”、ウェブブラウザーで閲覧可能なウェブグラフィックス/映像作品部門“WEB”の4部門において、4月1日から9月3日までの期間に作品の募集を行なったところ、世界76の国/地域から計5025作品が寄せられた。作品の約7割にあたる3480作品が海外からのものだという。

審査の結果、デジタルフォト部門のゴールド賞には西山武志さんの『FACES』、デジタルグラフィック/イラスト部門のゴールド賞にはFlorian Brendel(フローリアン・ブレンデル)さんの『Schwindel』、デジタルムービー部門のゴールド賞にはFrancois ROUX(フランソワ・ルー)さんの『Cycling Blues』、WEB部門のゴールド賞には山本真也さんの『シンプレックス・ショウ』がそれぞれ選ばれた。

西山さん
デジタルフォト部門ゴールド賞を受賞した西山武志さん。「今後もクリエイターとして社会に貢献したい」
Brendelさん
デジタルグラフィック/イラスト部門ゴールド賞を受賞したFlorian Brendelさん(ドイツ在住)。「夢を見ているようだ。日本で認めてもらえてうれしい」
ROUXさん
デジタルムービー部門ゴールド賞を受賞したFrancois ROUXさん(フランス在住)。「この作品はFlashだけで作った。音はすべて私の声だ。連作として今後も続けていきたい」
山本さん
WEB部門ゴールド賞を受賞した山本真也さん。「楽しく作ったものが評価されうれしい。誰もが見て美しい、面白いと思える作品を作っていきたい」

同コンテストのスーパーバイザーを務めた柏木博武蔵野美術大学教授は総評として「今回で3回目だが、前回に比べ力のこもったレベルの高い作品が多かった。受賞作品は直球で表現しているものが多い。直球表現の場合、表現力やアイデア、コンセプトを力いっぱい出さなければいい作品にならない。今後も次々と新しい作品が出てくることを期待する。受賞者はこれからも社会的に認められるような作品を作ってほしい」と語った。

なお同社は、青山スパイラルにて同コンテストの受賞作品展を7日から15日まで開催する。入場は無料。

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