コスト・スペックともに手堅くまとまった1台
――Inspiron 2650
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写真8 デルコンピュータのノートPCのラインナップでも、特にコストパフォーマンスを重視したオールインワンノートの「Inspiron 2650」。 |
「Inspiron 2650」は、個人/SOHO/中小企業向けのコストパフォーマンスに優れたA4オールインワンノートだ。Mobile Celeron-1.5GHzに128MBのメモリ、20GBのHDD、24倍速CD-ROMなどといった構成のベーシックモデルで12万9800円と、圧倒的な低価格を実現した。
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左側面。 | 右側面。 | |
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背面。 | 前面。 | |
写真9~12 左側の光ドライブは、24倍速CD-ROM、16倍速CD-RWドライブ、16倍速DVD&CD-RWコンボドライブから選べる。右側のFDDは標準添付。 |
もちろんデルコンピュータならではの豊富なB.T.O.メニューから、CPUやメインメモリ、HDD容量などを自由に選択できる。ちなみにCPUには前出のMobile Celeronのほか、Pentium 4-M-1.7/1.9GHzも選択できる。そのほかビデオチップもビデオメモリが16MBのGeForce2 Go 100と、32MBのGeForce2 Go 200から選べるなど、予算や必要とする性能に応じて徹底的にカスタマイズ可能だ。
液晶パネルは14.1インチTFTと15インチTFTがあり、解像度はいずれもXGAとなる。XGA表示の15インチTFTはフォントサイズにも余裕があり、Webサイトの細かい字などでも読みやすい。
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写真13 ボディ背面は手前と奥で滑り止め用のゴムの高さが若干違い、そのまま設置すると若干手前側が低くなり、キーボードなどを操作しやすいようになっている。 |
ボディは濃い紺色でまとめられており、全体的に落ち着いた印象だ。営業先など外に持ち歩いて使いたい方には、自己主張が強くない本機のデザインが使いやすいだろう。キーボードは右側のいくつかのキーが若干詰まっている以外は19mmピッチを実現している。配列もほぼ標準的で使いにくさはない。なお、Inspironシリーズの上位機ではポインティングデバイスとして、スティックとパッドの両方を装備しているが、Inspiron 2650ではパッドのみとなっている。
インターフェイスは、USB、PS/2、モデムとEthernet、TypeIIのPCカードスロット、さらにモニタ出力やパラレルポートなど一通り揃っており、不便を感じることはない。用途が明確になっているなら個人ユースでも十分魅力的だが、特に部課単位で古くなったPCを一挙にリプレースしたいといった場合にこそ、この製品のコストメリットが最大限活きてくるだろう。
Inspiron 2650の主なスペック | |
製品名 | Inspiron 2650 |
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CPU | Mobile Celeron-1.5GHz |
メモリ | 256MB(256MB×1) |
液晶 | 14.1インチTFT |
解像度 | 1024×768ドット/フルカラー |
HDD | 20GB |
光メディアドライブ | CD-ROM(24倍速) |
通信 | モデム&LAN |
サイズ | 328(W)×275(D)×38(H)mm |
重量 | 約3.22kg |
OS | Windows XP Home Edition |
Officeアプリ | - |
競合製品レビュー
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