「RADEON 9700」の登場から遅れること3カ月とやや間が開いてしまったが、登場が半ば規定路線となっている「All-In-Wonder」仕様が発売された。
「All-In-Wonder 9700PRO」、もちろんATI純正リテールパッケージで、今回入荷したのは英語版となっている。
前作「All-in-Wonder RADEON 8500DV」ではブリッジチップを介してIEEE1394ポートをそなえ、DVキャプチャを可能としていた。しかし今回の9700ではそれらは全て省かれており、基板両面にVRAMを配した外観はTVチューナが搭載されていることを除けば一般のビデオカードと大きな差はない。
インターフェイスでも入出力アダプタを接続するための専用コネクタがなくなり、DVI×1、アンテナ入力、VID IN/OUT端子となっている。
ATIのウェブサイトによれば2つの番組を同時に鑑賞/録画できる「mulTView」機能をそなえるとうたっている。また再生中のテレビ/DVD/ビデオ画像を透過してその下のデスクトップ画面を表示できる「THRUVIEW」機能も新たに追加。MPEG2キャプチャ解像度は最大720×480ドット、フレームレートは30fps。価格はコムサテライト1号店で6万2800円とさすがに高価だが、ビデオ編集ソフト「Pinnacle Studio 8」、プレゼンテーション作成ソフト「Matchware Mediator 7」が同梱。USB接続の無線リモコンも付属している。
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