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ノベル、“one Net戦略”に基づくソリューション製品群を発表

2002年11月26日 00時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ノベル(株)は26日、都内で記者会見を行ない、同社の“one Net戦略”に基づくネットワークソリューション製品群を発表した。one Net戦略とは、同社が提唱・推進している“既存のネットワーク環境をプラットフォームに依存せず、シームレスかつセキュアに運用、連携する仕組み”で、10月22日にはこれを支える4つのソリューションフレームワークとして、“Novell exteNd”(ウェブアプリケーション開発とウェブサービス)/“Novell Nsure”(個々人のID情報に基づくセキュリティー管理)/“Novell Nterprise”(クロスプラットフォーム対応ネットワークサービス)/“Novell Ngage”(コンサルティングサービス)が発表されている。同社では今回の製品群を、NsureとNterpriseを強化するものと位置付けている。

高橋正廸氏
ノベル(株) マーケティング本部本部長の高橋正廸氏

『eDirectory 8.7』『DirXML 1.1a』『Account Mangement 3』
――Nsure製品群

Nsure製品群の内訳は、個々人の情報を基にアクセス管理を行なうディレクトリーサービス『eDirectory 8.7』、アプリケーションやデータベース、ディレクトリーサービスなどのユーザー情報を同期して一元管理する『DirXML 1.1a』、異なるOS間でユーザーアカウントを一元管理する『Account Management 3』の3製品。いずれも従来より販売されている製品のバージョンアップ版で、eDirectoryとDirXMLは12月16日発売開始予定、Account Managementは12月4日発売開始予定。価格はすべてオープンプライス(ライセンス販売)。

飯田敏樹氏
マーケティング本部 プロダクトプランニンググループの飯田敏樹氏は、各製品を個別に説明

eDirectory 8.7ではプラットフォームとして新たにAIXを追加、稼動中のeDirectoryデータベースのバックアップに対応、主たる管理者がほかの管理者の権限を細かく設定できる“ロールベースドアドミニストレーション”機能を追加、ディスプレーリングツールや管理ツールの強化(ウェブベースのディスプレーリング、および管理ツールを採用)など。

DirXML 1.1aの新機能は、対応アプリケーションにSAPジャパン(株)の人事管理ソフト『SAP HR』を追加、セキュリティー設定の機能強化など。

Account Manager 3の新機能は、同一ID/パスワードでの認証が可能になり、パスワードの同期化にも対応、サポートOSとしてAIX、HP-UX、FreeBSD、およびWindows 95/98/Meにも対応(Windows NT/2000/XPには従来より対応)、など。

『ZENworks for Desktop 4/Handhelds 5』『GroupWise 6』『NetMail 3.1/NetMail XE 3.1』
――Nterprise製品群

one Netビジョン
記者会見で使われたプレゼンテーション資料より。同社の掲げる“one Net”のビジョン

Nterprise製品群の内訳は、Windowsパソコンの一元管理を行なう『ZENworks for Desktop 4』、ZENworksと同様の機能をPDAに適用した『ZENworks for Handhelds 5』、ディレクトリーサービスに対応したグループウェア『GroupWise 6』、メールサーバーソフト『NetMail 3.1/NetMail XE 3.1』の4製品。このうちZENworks for Handhelds 5は、今回初めて日本で発売される。いずれも12月4日発売予定で、価格はオープンプライス(ライセンス販売)。

ZENworks for Desktop 4の新機能は、マイクロソフトのディレクトリーサービス“ActiveDirectory”に対応、ウェブブラウザー(HTTP/HTTPS)経由でのアプリケーションの配布が可能、対応OSにWindows XPを追加など。

ZENworks for Handhelds 5は、Palm OS 3.0以上/Windows CE V2.11以上/Pocket PCに対応し、CPUや搭載メモリー、内蔵アプリケーションなどの情報を収集、一括管理できる。また、クレードルに置くなどのイベントに対応して、データを自動的にサーバーに回収する設定も可能。

GroupWise 6の新機能は、WAP対応携帯電話をサポート(対応端末については現在検証中で、記者会見当日は詳細未公開)、キャッシュ機能の改良によりサーバーの負荷を軽減、ウェブベースの管理ツールを用意、など。

NetMail 3.1/NetMail XE 3.1では、サポートOSとしてSolaris、Linux、NetWare、Windows NT/2000のほかにWindows XPを追加。なお、NetMail XEはサポートOSをWindows NT/2000/XPに限定し、最大250ユーザーライセンスをサポートする簡易版。

Nsure製品群
“Nsure製品群”3製品の位置づけ

Windows XPやPDAも取り込み、強気の姿勢を見せるノベル

記者会見には、ノベル(株) マーケティング本部本部長の高橋正廸氏、マーケティング本部 プロダクトプランニンググループの飯田敏樹氏らが出席し、ネットワークソリューションサービスの現状と今後の展開についてスピーチした。高橋氏は「企業においてはセキュリティーの強化が叫ばれ、迅速な対応、低予算、十分なスキルなど多くの内容が求められている。しかし、同時に既存の情報資産を活用する必要もある。また携帯端末が盛り上がりを見せており、これとの連携も重要。PDAは個々人のニーズを満たすものから企業で活用される時代に変わる。そのためには企業内アプリケーションの管理、運用が重要になる」と説明して、特に日本では初登場となるPDA用管理ツール、ZENworks for Handhelds 5の有用性をアピールした。

eDirectoryとの関連
eDirectoryとNsure/Nterprise製品群の各ソフトとの関連を示す図

また、記者からライバル製品との差別化について質問されると、「サン・マイクロシステムズの“iPlanet”、マイクロソフトの“ActiveDirectory”、さらに米IBMもメタディレクトリーを提供できるベンダーの買収を終え、各社がこのカテゴリーへの参入を表明している。これらに対して、ノベルの“eDirectory”は2年先行しており、大口のユーザーによる稼働実績もある」と答えた。

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