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丸善、演芸・芸能の歴史を地図で確認できる『江戸/東京 芸能地図大鑑』を発売

2002年11月28日 16時18分更新

文● 編集部 矢島詩子

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丸善(株)出版事業部は、江戸・東京で親しまれた江戸時代から現代の演芸・芸能の俳優や演目、音声を地図で確認できる『江戸/東京 芸能地図大鑑』を12月10日に発売する。価格は1万5800円。対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE、Mac OS 8.6以上、Mac OS X(Classic環境にて動作可)。発行元は(株)エーピーピーカンパニー。

 『江戸/東京 芸能地図大鑑』
『江戸/東京 芸能地図大鑑』の地図表示画面

『江戸/東京 芸能地図大鑑』は、江戸時代から東京で発展してきた落語/講談/浪曲・浪花節・説教節/歌舞伎/新派・新国劇/オペラ/宝塚など、30ジャンルの演目とその俳優・演者と音源が収録されたソフト。江戸時代と現代の東京の地図が搭載されており、両者を切り替えながら、昔の寄席や映画館、劇場、関連する劇作家などの旧宅や墓所などを地図上で確認できる。

地図上には、昔の寄席が161軒、旧宅61軒、墓所85軒、劇場25軒、昭和34年(1959年)度の映画館239軒がポイントとしてマークされており、クリックすると解説文とともに、演者と演目や演題に関連した建物の写真などが表示される。

収録されている音源は386演目あり、主な演者は歌舞伎役者の二世 市川左團次/四世 尾上菊五郎/初代 中村吉右衛門など、新派は長谷川一夫/山田五十鈴など、講談では二代目 神田山陽/六代目 一龍斎貞山など、落語では四代目 古今亭志ん生/三遊亭栄馬など。ほか、義太夫、清元、小唄、寄席色物、浅草オペラ、映画説明、SKD・宝塚などがある。

主な機能として、地図上にすでに設定されている寄席や劇場ポイントのほかに、ユーザー独自のポイントを地図上に指定してオリジナルの芸能地図が作成できる“マイポイント設定機能”、ソフトのすべての機能を起動せずに、演目の音源だけを再生できる“プレーヤー機能”がある。

動作環境は、Windowsの場合CPUにPentium-233MHz以上を使用、メモリーが128MB以上。Mac OSの場合、CPUにPowerPC 603e-200MHz以上を使用し、メモリーは128MB以上必要となる。

音源の提供は、ビクターエンターテインメント(株)、キングレコード(株)、東芝EMI(株)など5社、企画協力は(社)日本俳優協会、(社)日本喜劇人協会、(社)日本音楽著作権協会などの5団体や個人など。

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