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【一足先に目撃!!】 第5回 ―キーボード&Linuxのザウルス最進化形『SL-C700』

2002年11月26日 23時01分更新

文● 編集部 阿蘇直樹/佐久間康仁

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『製品レビュー』ならびに各雑誌のレビュー記事に掲載予定の話題の新製品を、ASCII24編集部が入手した直後に各部の写真で一足先にレポートする「写真で見る話題の新製品 【一足先に目撃!!】」。しばらく間が空いたが、第5回では、シャープのLinuxザウルス第2弾、『SL-C700』のファーストルックをお届けしよう。

SL-C700WPC EXPOとCEATECに参考出展され、一躍注目を集めていた『SL-C700』が、12日、ついに発表された。キーボード付き、VGA表示の高精細液晶、CF&SDカードスロット内蔵、Linux搭載と、話題性に事欠かないフルスペックのPDAニューモードだ!

ついにキートップに目印の突起が付いた!! ――ハードウェア編

上面 側面
幅、奥行きともにタバコ箱の1.5倍程度。タバコ箱を横にして2つ並べるとほぼ同じフットプリントになる厚みは公称値18.6mm(突起部除く)だが、最も厚いヒンジ部分でもタバコ箱よりわずかに低い。つまり、胸ポケットにもすっぽり収まるというわけだ
SL-C700本体の大きさをタバコ箱と比較!!


画面正面 ヒンジ側サイド 上端側面
ヒンジ部の中央を軸に回転するため、画面側は中央がもっこりしている(外側はフラット)ヒンジ側。画面を閉じてペンタッチ式で使う場合、手に持つと写真左側が上になる。上端に電源スイッチとOK/Cancelボタンが並ぶ。ヒンジ中央にSDカードスロットが見える縦持ちにしたとき、上端に当たる部分にCF TypeIIスロットとイヤホンジャック(マイクを含む3端子型)がある。右側のへこみにはペンが装着(収納)される
下端側面 キーボード 背面
下端にはパソコンのUSB端子に接続するI/Oポートがある。パソコンと接続することで、ザウルスショットなどが利用できる写真では分かりにくいかもしれないが、キーボードにはFとJキーに突起が付けられた。「両手で挟むように持つスタイルのほか、机においてタイピングもできるように、キーボードの開発に注力した」というだけあって、タッチは良好だが、TabやEnterキーの違いなど、しばらくは慣れが必要だ。キーピッチは10.75mm裏側は意外にシンプル。CFカードスロットの分、厚みが増しているのが分かる
多方面からSL-C700を激写!


電池室 電池
バッテリーは薄型の専用リチウムイオン充電池を採用。連続表示時間は約4時間50分(バックライトは輝度最小)電池容量は950mAh。容量的にはMI-E25DCと同じ
バッテリー


実に9段階ものフォントサイズを用意!! ――ソフトウェア編

メイン画面 カレンダー
アイコンは1画面に4×4の16個が並ぶ。Windowsでいうところのタスクバーにバッテリーアイコン(充電中は緑のバーが満ちていくアニメーション表示)やボリューム、IMEのオン/オフなどが表示されるカレンダー画面。ザウルスショットで取り込んだ画像も、日付で管理されるので、「先週取り込んだはずだけど……」といったアバウトな記憶からでも情報にたどり着ける
メイン画面


最小フォントサイズ 小2サイズ 小3サイズ
少々画質が悪くて恐縮ですが、最小サイズで表示したところ2番目に小さいフォントサイズ下から3番目のフォントサイズ。まずまず読みやすく、情報量も多い
中1サイズ 中2サイズ 中3サイズ
普段使うなら、この中サイズクラスだろうもっとも中間のサイズフォントが若干太くなり、数人で画面を見る場合でも読みやすい
大1サイズ 大2サイズ 最大サイズ
かなり大きなフォントサイズ横一行の文字数が12文字と贅沢な大サイズフォントさすがにここまで大きなフォントを使う機会は多くないだろうが、線も省略なく完全に表示(表記)されている
文字サイズ・アラカルト


画像最大サイズ 画像中サイズ 画像最小サイズ
フォントだけでなく画像も表示サイズを変更できる。これは最大CG液晶の高精細さは、画像を表示した際に特に実感できる最小表示。デジタルカメラで撮影した画像も、サイズを変更して全体の構図を見たり、拡大してポンぼけやブレを確認できる
画像表示サイズ・アラカルト


手書き入力 ウェブブラウザ設定
ザウルスシリーズで培った手書き入力文字認識の技術が、新ザウルス(SLシリーズ)にも活かされているウェブ画面表示の設定。タスクバー部分の右から4つめのアイコン(スピーカーの左隣)は、無線LANの電波受信状態を示している
手書き入力&ウェブブラウザ設定


縦表示メイン 手書き入力 文章表示縦
縦表示(ペンタッチPDAタイプ)のメイン画面。アイコンは3×6(弱)の約18個が見える。横表示より見えるアイコンは少~し多い縦表示での入力は手書きが基本。もちろん、この画面でフォントサイズを9段階に切り替えることも可能だ長い文章、特にビジネス文書をざっと閲覧するにはこの画面のほうが便利な場合も多い
文庫ビューア 縦書き表示 横書き全画面表示
480×640ドットの高精細画面のおかげで、文庫ビューアもいい雰囲気だ画面のフォントは少し丸いのが気になるものの、小説はやはり縦書きのほうが読みやすい!?アイコンやタスクバーなどを省略した全画面表示での横書き表示。少しでも多くの文章を表示したい場合に
縦書き全画面表示
縦表示・アラカルト

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