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日立製作所、半分のサイズのMMC“リデューストサイズ マルチメディアカード”を発売

2002年11月22日 23時25分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は21日、マルチメディアカード(MultiMediaCard:MMC)の約半分のサイズで同機能の“リデューストサイズ マルチメディアカード”(Reduced size MultiMediaCard:RS-MMC)を製品化したと発表した。携帯電話機やPDAなどの小型モバイル機器、デジタルカメラなどのデータ記録用の製品で、ラインアップは16MBの『HB28H016RM2』、32MBの『HB28D032RM2』、64MBの『HB28B064RM2』の3種類。25日にサンプル出荷を開始する。価格はオープン。同社では2003年後半に128MB、256MBの製品を投入するとしている。

“リデューストサイズ マルチメディアカード”
“リデューストサイズ マルチメディアカード”。左から16MB、32MB、64MBの製品。右端は比較用の標準サイズのマルチメディアカード

“リデューストサイズ マルチメディアカード”は、標準化団体の“マルチメディアカード アソシエーション”(MultiMediaCard Association:MMCA)”が規格化した新しいタイプのマルチメディアカード。カードサイズは幅18×奥行き24×高さ1.4mmで重量は0.8g。フラッシュカードとして世界最小になるという。機能とピン数(7ピン)、厚さは標準サイズと同じで、同社の高速版MMC『HB28xxxxMM2』と同じ多値AND型フラッシュメモリーとコントローラーを内蔵する。今後、サードパーティーが発売するアダプターを利用すれば、標準サイズのMMCと置き換えることも可能。読み出し速度は毎秒1.7MB、書き込み速度は毎秒1.0MB。読み出し/書き込みは512Bブロック単位(マルチブロックも可能)。消費電流は、読み出し時が28mA、書き込み時が33mAで、低消費電力化も図られている。

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