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NEC、TVキャプチャーカードのエントリーモデル『SmartVision HG』を発売

2002年11月22日 17時08分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本電気(株)とNECカスタマックス(株)は22日、TVキャプチャーカード『SmartVision』シリーズのエントリーモデル『SmartVision HG』(型名:PK-VS/AG30/SR)を28日に発売すると発表した。

SmartVision HG
TVキャプチャーカード『SmartVision HG』

『SmartVision HG』は、パソコンでTV番組の視聴や録画を可能とするPCI接続のTVキャプチャーカード。最大15Mbpsのビットレートに対応したハードウェアMPEG-2リアルタイムエンコーダーチップを搭載し、高画質でのTV視聴/録画が可能。また、画質を落とさずに画面のノイズや輪郭のざらつきを抑える“デジタルノイズリダクション”や、アナログビデオテープの映像をDVD媒体やHDへデジタル保存する際に、アナログ映像特有の画面の揺れや歪みなどを補正するタイムベースコレクターも備えている。

内蔵のTVチューナーはVHF(1~12ch)、UHF(13~62ch)で、音声多重対応。インターフェースは、アンテナ入力端子VHF/UHF、映像入力端子(Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1)、音声入力端子、音声出力端子、内部接続用コネクター。

また、TV視聴録画ソフト『SmartVision 2.0』を標準添付する。TV番組視聴と同時に電子番組表/録画済みリスト/予約リストを確認できるほか、録画した番組の中から必要なシーンだけを抜き出し1つの番組として結合できる簡易編集機能や、録画映像をWMV形式へ変換する機能なども搭載する。また、操作ボタンを従来バージョンより大きくし、画面の表示形式を容易に切り替えるタブを追加するなど、操作性も向上させている。

さらに、『SmartVision HG』を搭載したパソコンを家庭内ネットワークに接続し、ネットワーク上の他のパソコンに付属ソフト『SmartVision/PLAYER』をインストールすることで、他のパソコンからでもTV視聴や録画予約が可能となる。なお、『SmartVision/PLAYER』は2台までインストールできるが、ライブ放送の視聴や録画番組の再生を行なえるのは1台までという。

『SmartVision HG』の対応OSはWindows Me/2000/XP。価格はオープンプライスで、編集部による予想小売価格は3万3000円前後。

また、既存のTVキャプチャーカード『SmartVision HG/V』や、TV機能搭載デスクトップパソコン『VALUESTAR T』『VALUESTAR G タイプT』『同タイプA』のユーザーを対象に、SmartVision 2.0へアップグレードできるキット『SmartVision 2.0アップグレードキット』(型名:PK-VS/AG2S/EA)を12月25日に発売する。価格はオープンプライスで、予想小売価格は4000円前後。

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