暗号化したデータを書き込み、キーを外せばデータが読み出せなくなってしまうというHDD用セキュリティキーロック「TP-7618」が発売された。米GDI Technology社による製品で、代理店はセリング。
本体は5インチベイに収まるようになっており、IDEインターフェイスからHDDの間を中継する形で接続するが、1台につき接続できるHDDは1つだけとなっている。
接続してキーを差すと、以後暗号化したデータのみをHDDに対し読み書きするようになるため、それ以前に書き込まれたデータへのアクセスは不可能となる。よって再フォーマット必須、ブートドライブで使用するためには再インストールが必要。キーを差さなければPCを起動させてもHDDを認識すらしないという本格的なものだ。
ただし一旦キーを入れて電源を入れてしまえば、後はキーを抜いてもPCは動作するため、離席中のセキュリティには別のデバイスが必要とされている点は注意だ。
セキュリティキーは2個が付属。本体との接続インターフェイスはIEEE1394と同型のものとなっているが、あくまでコネクタとして流用しているだけなのでIEEE1394ポートとして使用することはできない。なお、パッケージによればセキュリティキーの再発行はしないとのことなので無くさないように注意したい。価格はCUSTOMで9800円。
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