NTTアドバンステクノロジ(株)(NTT-AT)は19日、電子コンテンツをサムネイル表示する“LinkDiver(リンクダイバー)”ソリューションサービスの提供を同日付けで開始したと発表した。あわせて、ウェブ環境で“LinkDiver”の機能を利用するためのコンシューマー向けアプリケーション製品の無料提供を開始、販売も予定されている。
“LinkDiver”は、ウェブでのページ検索の結果やブックマーク、表示履歴などをテキストだけでなく実際のウェブページをサムネイル画像で表示したり、ウェブページに埋め込まれているリンク先のページとその画像を自動的に表示する“先読み”機能を持つ技術。
LinkDiverのビジュアルブックマーク表示 |
提供されるソリューションは、データベースに蓄積された情報やインターネット上のコンテンツをリアルタイムにサムネイル化して表示させる機能を単独のサーバーに集約して、他システムから利用できる“サーバ・ソリューション”、“LinkDiver”の機能をユーザーやシステムのクライアント端末単体に組み込む“アプリケーション・ソリューション”の2種類。
製品として提供されるのは、ウェブページ内のリンク先情報を先読みして表示イメージをサムネイル表示する ウェブ閲覧支援アプリケーション『LinkDiver PLUGIN』で、Internet Explorerのプラグインとして動作する。
また、ウェブサーバー上でCGIアプリケーションとして動作し、ホームページやイントラネットサーバー内の情報を検索して結果をイメージで表示するテキスト検索システム『LinkDiver SEARCH』、Internet Explorerを
ベースとして多機能型ブラウザー『LinkDiver BROWSER』が提供される。
『LinkDiver SEARCH』は“LinkDiverホームページ”から試用版を無料でダウンロード可能。製品版はパッケージ販売となり、価格は50万円。『LinkDiver BROWSER』は同サイトでのダウンロード販売を予定しており、現在開発中。価格は未定。
現在、ウェブページのデータの画像化に対応しているが、今後はニーズに応じてPDFやPowerPointなどのファイル形式の画像化にも対応する予定という。