サン・マイクロシステムズ(株)は19日、ハイエンドサーバーの高速クラスタリングを可能にするインターコネクト装置『Sun Fire Link』を発売すると発表した。12月下旬に出荷を開始する予定。
『Sun Fire Link』 |
『Sun Fire Link』のデータ転送速度は1秒間に4.8GB、レイテンシーを最小で1マイクロ秒に短縮し、最大で8ノードまでの接続に対応可能。 同製品を利用したクラスターシステムでは、冗長構成のクロスバーインターコネクト“Sun Fireplane”に直結するネットワークでサーバー間接続を行なうため、HPTC分野などで求められるパフォーマンスが可能になるという。
対象となるサーバーは、『Sun Fire 6800』、『Sun Fire 12K』、『Sun Fire 15K』の3機種。価格は、『Sun Fire 6800』を2ノード、48CPU(24CPU×2)、384GBメモリー(192GB×2)という構成で6億5716万円(スイッチを使わないダイレクト接続)。『Sun Fire 15K』を8ノード、832CPU(104CPU×8)、4.6TBメモリー(576GB×8)という構成で107億3256万円。本体サイズは幅43.6×奥行き30×高さ31cm(7U)、重さは最大で13.2kg。スイッチ、サーバーに組み込む専用のI/Oアセンブリー、光通信用のアダプターであるオプティカルモジュール、オプティカル・ケーブルを同梱するほか、クラスターソフトウェア『Sun Cluster 3.0』および『Sun HPC ClusterTools』が別途必要になる。