シスコシステムズ(株)は13日、ミッドレンジモデルのLANスイッチ『Catalyst 4500』の投入や、“Catalyst 6500シリーズ”に機能拡張用のモジュールを搭載した新しいソリューションについての発表会を開催した。
『Catalyst 4503』 |
“Catalyst 4500シリーズ”は、ミッドレンジモデルのモジュラー型LANスイッチ。IPテレフォニー向けのインラインパワー対応や、データ転送速度が48Mbpsの新エンジンなどを搭載する。価格は3スロットの『Catalyst 4503』が283万1000円から、6スロットの『Catalyst 4506』が356万2000円から。『Catalyst 4503』のサイズは幅43.97×奥行き31.7×高さ31.12cm、重さは最小構成で23.6kg。
『Catalyst 6500』ファイアーウォールモジュール |
“Catalyst 6500シリーズ”に、機能拡張用のモジュールを搭載することで、統合的なセキュリティーサービスを提供する“Integrated Network Securityソリューション”は、ハイエンドモデルのLANスイッチ『Catalyst 6500』に、ファイアーウォール、SSLアクセラレーター/コンテントスイッチング、ネットワーク分析、VPN、IDSの5種類のモジュールを提供するもの。ファイアーウォールモジュールは14日、そのほかの製品については来年初旬に販売を開始する。価格はファイアーウォールモジュールが709万円、SSLアクセラレーターモジュールが588万9000円など。
そのほか、無線LAN製品“Cisco Aironetシリーズ”の新製品についても発表を行なった。ラインアップおよび価格は、『Cisco Aironet 1200』のIEEE802.11a対応モジュール『AIR-RM20A-J-K9』が8万1000円、同クライアントカード『AIR-CB20A-J-K9』が3万7000円、『Cisco Aironet 1200』にIEEE802.11a対応モジュールをバンドルした『AIR-1220A-J-K9』が20万3000円。いずれも12月に発売を開始する。 また、IEEE802.11bに対応したシングルバンドのアクセスポイント“Cisco Aironet 1100シリーズ”および管理ツール『Cisco Works WirelessLAN Solution Engine 1105』なども来年初旬に投入する。
代表取締役社長の黒澤保樹氏 |
eJAPAN戦略などITの概況について述べた代表取締役社長の黒澤保樹氏は、「生産性が低くコストが高いという日本企業が抱える課題を解決するために、ネットワークソリューションの導入による企業カルチャーの変革をシスコが担っていきたい」としていた。