【集中連載特集・OracleWorld 2002】“OracleWorld 2002”スペシャルレポート from San Francisco
2002年11月11日 00時00分更新
米Orcaleは11月10日~14日(10日はプレオープン、本オープンは11~14日)、同社最大のテクノロジーカンファレンス“OracleWorld San Francisco 2002”を開催する。このイベントは、Oracleから直接発信されるメッセージを聞くことができる重要な機会であり、OracleユーザーやOracleに関心を持つ人にとっては、最も見逃せないイベントと言っても過言ではない。今回は、データベースサーバーやASPサーバーなどを提供する統合プラットフォーム『Oracle 9i』をテーマとしたセッションを中心に、Oracleおよびパートナー企業のトップによるキーノートスピーチ、400を超える技術/戦略セッション、“Oracle University”によりミニレッスンなどが行なわれる予定となっている。
“ASCII24 Business Center”では、この“OracleWorld San Francisco 2002”のスペシャルレポートを、開催期間中の11日~14日(現地時間。日本時間では12~15日)の4日間にわたって、開催現地であるサンフランシスコよりお届けする。Oracleの最新情報をゲットするまたとないチャンスをぜひチェックしていただきたい。
現地レポート
【11月8日(事前情報 from Japan)】
◎【OracleWorld 2002 Vol.0】“OracleWorld San Francisco 2002”開幕直前情報!
11月10~14日の5日間に渡り、米国San Franciscoで“OracleWorld San Francisco 2002”が開催される。OracleWorldは毎年1回開催されるOracle主催の中心的なイベントであり、Oracleから直接発信されるメッセージを聞くことができる重要な機会となっているものだ。
【11月11日(初日・日本時間12日)】
◎【OracleWorld 2002 Vol.1】“OracleWorld 2002”開幕 ~ 静かに始まったオラクル最大のイベント
本日(米国時間で11月11日)から、OracleWorld 2002 Conferenceが始まった。初日の今日は、朝9:00からのOpening Sessionでスタートした。なお、事前登録者数は23000名と発表されている。
◎【OracleWorld 2002 Vol.2】本日発表のニュースリリースより
会場で配布された11月11日付けのOracle初のニュースリリースは8本ある。1つはOracleWorld 2002開催を報じたもの。それ以外では、4本が『Collaboration Suite』に関連するニュースである。
◎【OracleWorld 2002 Vol.3】“OracleWorld 2002”初日の印象
OracleWorld 2002の第1日目を通じての全般的な印象をまとめておこう。第一に、主力製品であるデータベース本体のバージョンアップのタイミングではないという点が大きく影響し、やや地味な印象を受けたというのが正直なところである。一方、Sun Microsystemsに対する包囲網が厳しさを増しているという印象も受けた。
【11月12日(2日目・日本時間13日)】
◎【OracleWorld 2002 Vol.4】2日目午前のキーノートスピーチ ~ EMC Excecutive Chairman・Michael C. Ruettgers氏
2日目の午前のキーノートスピーチは、EMCのExcecutive Chairman、Michael C. Ruettgers氏が行なった。Ruettgers氏は、まずIT産業の現状と今後の展望から語り始めた。最初に多くの人が抱いているであろう疑問である、「IT産業はもう以前のような爆発的な成長を実現することはないのだろうか」という点に言及し、次のキラーアプリケーションの候補として“Global Replay”を掲げた。
◎【OracleWorld 2002 Vol.5】2日目昼のキーノートスピーチ ~ Dell Computer Chairman & CEO・Michael Dell氏
2日目の昼には、DellのChairman & CEO、Michael Dell氏のキーノートスピーチが行なわれた。サーバ分野で攻勢を強めるDellは、Oracleにとっても重要なハードウェアパートナーとなっている。
◎【OracleWorld 2002 Vol.6】2日目午後のキーノートスピーチ ~ “Infrastructure JEOPARDY!”
2日目の午後は、“Infrastructure JEOPARDY!”と題して、主にOracle9i DB、Oracle9i AS、JDeveloperのアピールポイントを順次紹介していく趣向のキーノートが行なわれた。Oracleのキーノートは、例年さまざまな趣向を凝らしたショウ仕立てのもので、来場者を楽しませることも意識しているようだ。ここでは、その様子を簡単に紹介しよう。
【11月13日(3日目・日本時間14日)】
◎【OracleWorld 2002 Vol.7】新バージョン関連のニュースリリース
今回のOracleWorldでは、『Oracle9i Application Server』も重要なテーマとなっている。新バージョンの発表など、関連するニュースも多数発信されている。
◎【OracleWorld 2002 Vol.8】OracleのGrid Computingへの取り組み
13日の朝に、Vice President, Distributed Database DevelopmentのBenny Souder氏によるGrid Computingに関する講演が行なわれた。ここでは、OracleがイメージするGrid Computingの姿をご紹介しよう。
【11月14日(最終日・日本時間15日)】
◎【OracleWorld 2002 Vol.9】最終日朝のキーノート ~ Hewlett-Packard CEO・Carly Fiorina氏
OracleWorldの4日間の会期も、遂に最終日を迎えた。朝はまずHewlett-PackardのCEO、Carly Fiorina氏のキーノートスピーチが行なわれた。
◎【OracleWorld 2002 Vol.8】OracleのGrid Computingへの取り組み
OracleWorldの最後を締めくくったのは、OracleのChairman & CEOであるLarry Ellison氏である。氏は現在ヨットレース出場のためにニュージーランドに滞在中であり、キーノートスピーチは衛星中継で行なわれた。
“Oracle World San Francisco 2002”開催概要
- 開催日時
- 11月10日~14日
- 会場
- 米サンフランシスコ Moscone Center
- キーノートスピーチ
- Mark Jarvis(Oracle上級副社長)、Michael Dell(Dell Computer CEO)、Carly Fiorina(HP CEO)、Paul Otellini(Intel COO) ほか
- 出展企業
- Oracle、HP、IBMほか、全世界220企業