イノマイクロ(株)、(株)アドバンスト・コミュニケーションズ、モンタビスタソフトウェアジャパン(株)は、『MontaVista Linux』を採用したセットトップボックス『ECCLE5000』を発売した。
『ECCLE5000』。MPEGデコーダを搭載し、ホテルやコンビニなどのビジネス用途をメインにした製品。家電メーカーへのOEM供給も検討されている。 |
『ECCLE5000』は、FTTHやADSLなどのいわゆるブロードバンド回線で配信されるMPEG 1/2/4ストリーム動画を家庭用テレビで再生することができる装置。ハードウェアMPEGエンコーダーを搭載している。開発はアドバンスト・コミュニケーションズが行なった。おもな仕様は以下のとおり。
- CPU……x86互換CPU(333MHz)
- RAM……64MB
- ROM……64MBコンパクトフラッシュ、2.5インチIDEハードディスク(オプション)
- ネットワーク……10/100BASE-T
- インターフェイス……USB 1.1×2、PCMCIA Type I/II×2
- MPEGデコーダ……SigmaDesigns EM847x
販売、サポートはイノマイクロが提供する。おもにホテルやコンビニなどのストリーミング端末を想定しており、カスタマイズして販売される。また、家電メーカー向けのOEM販売も行なうとしている。
なお、『ECCLE5000』は、11月20日から22日までパシフィコ横浜で行なわれる「Embedded Technology 2002」のモンタビスタブースで展示される予定。