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アイ・オー・データ機器、iモード携帯電話用GPSやムービーカメラなどを発売

2002年11月07日 16時05分更新

文● 編集部 内田泰仁

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(株)アイ・オー・データ機器は7日、iモード携帯電話対応のUSB接続GPSアダプター『ケータイサイトGPS PDC-GPS』、動画および静止画の撮影が可能なムービーカメラ『Motion Pix』、BSデジタルハイビジョン放送対応のHDDビデオレコーダー『Rec-POT』とHDDビデオレコーダー『Rec-On』の新バージョンを発表した。

『ケータイサイトGPS PDC-GPS』

GPSアダプター『ケータイサイトGPS PDC-GPS』は、パソコン(USB 1.1接続)またはiモード対応携帯電話携帯電話と接続して、またはスタンドアロンで動作する、幅51.2×奥行き69.7×高さ29.5mm、重量55gのコンパクトな製品。NTTドコモが規定する、外部機器からのGPS情報をiモードサービスと連携して利用する簡易型位置情報システムである“GPSリンク”に対応し、携帯電話のメールやウェブサービスと連動して位置情報の交換が可能で、本機を携帯電話に接続して“Mail”ボタンを押すと、位置情報を携帯電話のメール編集画面に表示でき、iモードの地図サイト上で現在位置を確認できる。スタンドアロンで動作する機能としては、パソコン上で設定した目的地に接近するとブザーとLEDで通知する機能や、“Rec”ボタンを押すことで現在位置を記録する機能、1~180分間隔で現在位置を自動記録する機能がある。電源は単4乾電池2本。価格は2万8000円で、出荷予定は12月上旬。

『Motion Pix』

ムービーカメラ『Motion Pix』は、同社としては初のデジタルカメラ製品。音声付きの動画(ファイル形式はAVI。映像はMotion JPEG、音声はWAVE形式。320×240ドット、10fpsで録画)および静止画(記録サイズは1280×1024ドットおよび640×480ドット、ファイル形式はJPEG)の記録に対応する。記録メディアはコンパクトフラッシュで、512MBメディアを利用すれば、最大2時間の録画が可能。電源は単3乾電池2本。パソコンと直接接続するUSB 1.1ポート(USBカメラとしても使用可能)、映像および音声出力端子を装備する。本体にはモニター用の1.4インチSTNカラー液晶ディスプレーが装備されており、本体デザインはミニDVカムコーダーに近い。サイズは幅69.5×奥行き42.5×高さ84mm、重量122g。アイ・オー・データオリジナルのデジタルコンテンツ統合管理ツール『AVeL MediaSinkソフトウェア』などが付属する。価格は1万6500円で、11月下旬出荷の予定。

『Rec-POT S』シリーズ

BSデジタルハイビジョンの録画に対応したHDDビデオレコーダー『Rec-POT』の新バージョン『Rec-POT S』シリーズは、240GBのHDDを搭載した『HVR-HD240S』と120GB HDDの『HVR-HD120S』の2製品。変更点は、筐体デザインの一新、HDDの大容量化(従来は80GB)、録画した番組をリスト表示する“Rec-POTメニュー”や専用リモコンの搭載など。HDモードで、240GBモデルなら最大21時間、120GBモデルでは最大10.5時間の連続録画が可能。EPG予約録画やDTCP著作権保護、110度CS放送に対応する。本体サイズは幅180×奥行き180×高さ60mm、重量1.6kg。価格はいずれもオープンプライスで、発売時期は240GBモデルが12月下旬、120GBモデルが11月下旬の予定。

『Rec-On S』『Rec-On for Mac』

同社初のHDDビデオレコーダーである『Rec-On』シリーズには、USB 2.0インターフェースと120GBのHDDを新たに搭載した『Rec-On S』と、Machintosh対応版『Rec-On for Mac』がラインナップに加わった。『Rec-On S』では、USB 2.0による高速転送に対応した、Rec-Onからパソコンへの録画番組転送ソフト『Rec-On Explorer Speedy』が付属し、標準SPモードで録画した1時間番組の転送にかかる時間は、従来のUSB 1.1接続では約60分だったのに対して、USB 2.0接続では約10分に短縮されるという。再生機能としては、1.5倍速再生モード(従来は2倍速のみ)、サムネイル再生やリピート再生が新たに追加されている。また、録画時のビットレートを1~12Mbpsの範囲で任意に設定する機能も搭載された。『Rec-On for Mac』は、インターフェースがUSB 1.1である点以外の仕様は『Rec-On S』と同等で、ソフト類はMac専用のものが付属する。対応OSはMac OS 9.1.0以降で、今後Mac OS X 10.1以降にも対応予定。本体サイズはいずれも幅127×奥行き187×高さ127mm、重量は2.7kg。価格はオープンプライスで、出荷時期は両製品とも11月下旬予定。

冒頭の挨拶を行なった島田常務取締役製品戦略の説明を行なうマルチメディア事業部担当部長の豊田氏

また、今回の発表に先立って6日には、今回発表された製品群の開発を担当する同社マルチメディア事業部の事業戦略なども紹介された新製品発表会が開催された。冒頭に戦略説明を行なったマルチメディア事業部担当部長の豊田氏は、同社のデジタル家電製品群を「パソコンからアプローチするデジタル家電機器」と述べ、「(大手家電メーカーの製品も含め)さまざまなデジタル家電機器をパソコンと接続し、パソコン側からフルコントロールできるような操作性を目指す」とした。

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