サイトケア(株)は、サーバ管理事業者向けのサーバ管理ソフト『Sitecare365 Standard』を11月15日に発売する。
『Sitecare365 Standard』シリーズ |
『Sitecare365 Standard』は、監視対象サーバにインストールされるエージェントプログラムと、データ収集、分析、操作を行なう管理サーバを利用して、以下のような機能を提供する製品。
- CPU、メモリ、ストレージなどのハードウェアリソース管理
- HTTP、FTP、SMTP、POP3などのネットワークサービスの管理
- 名前解決やトラフィック量監視などのネットワーク接続管理
- ポートスキャン診断、メールオープンリレー診断、パスワード回数エラーチェックなどのセキュリティ管理
管理対象サーバの状態を表示しているようす。各項目について「カルテ」と呼ばれる詳細なレポートを表示することも可能だ。 |
当初9月の発売が予定されており、旧バージョン『Sitecare365 Version 1.0』のユーザー向けには先行ダウンロード版が提供されていた。なお、今後も無償バージョンアップは継続されるという。
『Sitecare365 Standard』では、新たに監視対象サーバが追加されたほか、NATに対応し、企業内などのファイアウォール内にあるファイルサーバを監視することが可能になっている。そのほか、Windowsサーバのためのセキュリティ修正モジュール診断ツールを『Network Security Hotfix Checker』に変更し、SQL ServerやInternet Explorerのセキュリティ診断が可能になる、管理サーバへのインストール作業を容易にするインストールウィザードが新たに追加される、管理周期を最短5分にし、より細かい管理を可能にするといった改良が加えられている。
『Sitecare365 Standard』の監視対象サーバOSは以下のとおり。
- Windows NT 4.0/2000 Server
- Turbolinux Server 6.5
- Red Hat Linux 7.1
- MIRACLE LINUX V1.0/2.0
- Sun Cobalt Linux 6.0
- Sun SPARC Solaris 7/8
『Sitecare365 Standard』は、サーバ管理事業者“SSP(Sitecare Service Provider)”向けパッケージのほか、監視対象サーバ数5台以下のベーシック、最大100台まで監視できるエンタープライズのパッケージが用意される。各パッケージの価格は以下のとおり。
- 『Sitecare365 Standard ベーシック』……7万9800円
- 『Sitecare365 Standard エンタープライズ』……23万9800円
- 『Sitecare365 Standard SSP』……23万9800円
各パッケージとも、45日間無料で利用できる評価版も提供される。また、エンタープライズ版とSSP版には、管理サーバに必要なMicrosoft SQL Serverがバンドルされたパッケージも用意される。ベーシック版とエンタープライズ版の販売はSSPを通じて行なわれるほか、ラオックス(株)の秋葉原ザ・コンピュータ館で店頭販売も行なわれる。