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日本IBM、拡張バッテリーで約9時間駆動できるB5ファイルサイズノート『ThinkPad X30』を発表

2002年11月05日 19時24分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は5日、B5ファイルサイズのノートパソコン『ThinkPad X30』として計10モデルを発表した。同日より順次販売を開始する。直販“IBMダイレクト”での価格は20万9000円から。メモリーやHDDの容量、拡張ベイの光ドライブなどを選択できる“カスタマイズ・モデル”も用意する。

『ThinkPad X30』
『ThinkPad X30』

『ThinkPad X30』は、モバイルPentium III-M-1.06GHz/1.20GHz、グラフィックス機能内蔵の830MGチップセット、12.1インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット1677万色)を搭載し、メモリーを最大で1024MB(SDRAM)まで拡張できるほか、標準バッテリーで約5.0時間、拡張用バッテリーと併用すれば約8.9時間の駆動が可能なB5ファイルサイズのノートパソコン。『ThinkPad X20』のデザインを一新した後継機種となる。フルサイズキーボードを搭載しながら、筐体にマグネシウム複合材料とチタン配合CFRP(カーボン・ファイバー配合強化プラスチック)を採用して強度を高めたことにより、本体サイズを幅273×奥行き223×高さ30.2mm(最薄部24.9mm)、重量を1.62~1.66kgに小型軽量化している。

インターフェースには、USB 1.1×2、IEEE1394、56kbpsモデム(V.90対応)、LAN(10/100BASE-TX)、PCカードスロット(Type II/I×1、CardBus対応)、コンパクトフラッシュ(CF)スロットを装備する。そのほか、モデルにより、セキュリティーチップ、ワイヤレスLAN(IEEE 802.11b準拠)、Bluetooth 1.1なども搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーで、付属のACアダプター(AC100V~240V対応)も利用できる。消費電力は最大56W。アプリケーションとして、HDDリストアーソフト『Rapid Restore PC』や、複数のネットワーク設定の管理/切り替えが行なえる『IBM Access Connections』が付属する。

製品のラインアップは、OSにWindows XP Professionalをプレインストールする『2672-12J』『2672-1BJ』『2672-45J』『2672-4EJ』『2672-4HJ』『2672-4XJ』と、Windows 2000 Professionalをプレインストールする『2672-11J』『2672-1AJ』『2672-41J』『2672-4AJ』の計10モデル。オプションとして、専用ドッキングステーション『ウルトラベースX3』を用意する。

価格は、モバイルPentium III-M-1.06GHz、128MBメモリー、20GBのHDDで構成される『2672-12J』の20万9000円から、モバイルPentium III-M-1.20GHz、256MBメモリー、40GBのHDD、ワイヤレスLAN、Bluetooth、セキュリティーチップで構成される『2672-4HJ』が28万5000円まで。

同社は併せて、『ThinkPad R』シリーズに、モバイルCeleronを搭載した『ThinkPad R31』4モデルと、Pentium 4を搭載した『ThinkPad R32』5モデルの販売を6日に開始すると発表した。IBMダイレクトでの価格は16万4000円から。

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