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【ニュース】本上まなみ、井川遥らが脚本なしの映画「tokyo.sora」に出演!東京暮らしの女の子の日常を演じる

2002年10月28日 08時54分更新

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「毎日淡々と過ごしていて何が起こるのかわからない。先が見えない生活。そういう東京の生活に対する自分の思いを伝えるのに、敢えて脚本を作りませんでした」
「資生堂 マシェリ(黒澤優、高橋マリ子)」「キリンレモン(ともさかりえ)」など独特の手法で女の子を描くCFディレクター・石川寛氏の初監督作品「tokyo.sora」(配給:日活、東京テアトル)が26日からシネセゾン渋谷で公開になっている。映画は東京に暮らす20代の6人の女の子の生活を描いており、作家志望のランパブ嬢を板谷由夏さん、美容師志望のランパブ嬢を井川遥さん、美大生を仲村綾乃さん、流行らない喫茶店のウェイトレスを高木郁乃さん、台湾からの留学生を孫正華さん、売れないモデルを本上まなみさんがそれぞれ演じている。



石川寛監督
本上まなみさん
井川遥さん
仲村綾乃さん

 本上まなみさんは「私自身もそうですけど、最初から東京に住んでる女の子って意外と少ないと思うんです。東京ってあこがれる街のひとつでもあるし、私もそういうところで仕事をしてるんですけど、東京にいる時間は長いようで実際には短い。みんなそれぞれの場所を見つけて、それぞれの場所に帰っていく、そういう場所。この映画の出来上がりを観て、そう感じました」と話す。いつもオーディションに落ち続ける売れないモデルを演じる本上さんは、映画の中でメガネをかけガード下でティッシュ配りをする。石川氏は「そんな人たち(ティッシュ配りの人)の存在を見てただすれ違っているだけ。そのヘンも東京らしい」とコメント。「JRの五反田駅前で1回に1~2箱もらって配ったんですけど、ティッシュ配るのってはじめての経験でした。でも、なかなか受け取ってもらえない。20分か30分やって、行く手を阻むといいって学びました(笑)」。女優の本上まなみと気がつく人もいなかったという。「みんな下向いて歩いているか電話をかけてるか、でしたね」。

 今回の作品には、冒頭の監督の言葉のように脚本がなかった。「先の見えない話にしなきゃならないと思ってました。準備した時点で僕らの生活とは違ってしまう。(女優の)皆さん不安だったと思いますが、なんとか協力を得て撮影しました」。長回しも結構あり、出演者はお互い他の誰が出演して何を演じているのかを知らなかった。全員顔をあわせたのは、撮影が終わって数カ月後のスチール撮影時だったという。ヌードモデルの留学生をデッサンし、自分の小さな胸のことで悩みはじめる美大生を演じた仲村綾乃さんも「となりの人が何をやっているのか分からない。そんな生活を覗いているような感じ」と話した。
「板谷さんとも現場ではじめて会いました。2人でビールを飲むシーンも実際に朝の4時まで飲んで、そのまま井の頭通りを走ったんです」(井川)。「役作りはもともとできない設定でした。情報がまるっきりないから。何かをしなきゃと現場に行くんですけど、それは求められているものと違うのかなと思ったり。結局、出来上がるまで分からなかった」(本上)。
 決して劇的な展開が起こるわけでもない自然な日常をリアルに描くことに徹底的にこだわった作品「tokyo.sora」は音楽も魅力。石川氏がコマーシャルから付き合いのあった菅野よう子さんが担当し、自然な透明感をプラスしている。
 同作品は順次、全国で公開予定となっている。



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