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ディストリビューション紹介サイト「DistroWatch」の将来は?

2002年10月23日 08時15分更新

文● 編集部

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世界中のLinuxディストリビューションに関する情報を収集、公開しているWebサイト「DistroWatch」の運営者が、10月18日付けで“The Future of DistroWatch”と題する文書を公開し、「DistroWatch」継続のため商業化を含めた選択肢を検討していることを明らかにした。

「DistroWatch」は2001年5月末に公開されたWebサイト。Linuxディストリビューションに関するニュースやレビュー、詳細なパッケージ情報などを提供している。運営者は、台湾在住のチェコスロバキア系南アフリカ人であるLadislav Bodnar氏。

この文書によると、運営者は3カ月にわたり失業状態にあり、今後は新しい仕事を探し、「DistroWatch」の更新を趣味として週末のみに継続するか、「DistroWatch」を商業化するかを検討していることが明らかにされた。具体的なアイディアとしては、ニュースレターや広告記事など、登録者のみに配信するコンテンツの提供や、広告バナーの使用といったことが挙げられており、読者からも広く意見を求めていた。

10月20日には、“Future of DistroWatch, Part 2”が公開され、「Distrowatch」で提供している情報に課金するつもりはないことが示された。さまざまな意見が寄せられた中で、ディストリビューション間の比較機能に対するニーズが多かったといい、そのようなサービスを登録制にし、有償で提供することを検討しているという。

「DistroWatch」では、現在も寄付や「LinuxCD」経由のディストリビューションパッケージ購入などを通じた支援を求めている。

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