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バイオRZ PCV-RZ70P

バイオRZ PCV-RZ70P

2002年12月06日 00時00分更新

文● 松本 俊哉

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強力なビデオ編集機能と
オリジナルDVDの作成

TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO エンコード設定
画面4 「TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO」はウィザード形式でMPEG-2を生成する。16:9のアスペクト比にも対応。画面5 エンコード方式にVBR(可変ビットレート)を選べば、2PASSなのでエンコード時間こそかかるものの、ファイル容量を最低限に抑えることができる。

 そしてバイオRZのもうひとつの魅力は、多彩なビデオ編集機能にある。RZ70Pには、プリインストールされた「Adobe Premiere 6.0」専用のトランジションエフェクタ(75種類)/フィルタ(74種類)群「VAIO Edit Components」や、小気味良いクリック感のUSBジョグコントローラが付属し、編集作業の楽しさを増してくれている。しかも、i.LINKから入力したDVの映像をS-VIDEOやコンポジットビデオ端子に出力する(逆も可能)メディアコンバータ機能が搭載されているので、映像をTVの大きな画面で確認しながら編集することもできる。

 こうして作成した映像は、PremiereからGiga Pocket向けの形式やMPEG-2形式で出力することも可能だが、友人に配ったり大画面で見てみたいというなら「TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO」を使って、「DVDit! for VAIO」でのオーサリングに最適なMPEG-2ファイルへエンコードしたのち、オリジナルのDVD-R/RWを作るという手もある。デザインの自由度が高いDVDit! for VAIOのほかにも、「Click to DVD」「Simple DVD Maker」というシンプルな操作のオーサリングツールが同梱されているので、DVD制作の敷居はかなり低められている。


付属品
写真2 USB接続のリモコン受光部とリモコン、USB接続のジョグコントローラ、新設計のスピーカが付属する。キーボードと光学式マウスはPS/2接続。

 TV録再とビデオ編集、これらのすべてをストレスなく機能させるためにPentium 4-2.80GHzを採用していることもあって、実売価格は39万円前後と非常に高価だが、大容量のHDDレコーダとビデオ編集&DVDオーサリングシステムを導入すると考えれば、コストパフォーマンスは高い。特に本格的な映像編集に取り組みたいというユーザーにお勧めしたい。


PCV-RZ70Pの主なスペック
製品名 PCV-RZ70P
CPU Pentium 4-2.80GHz
チップセット Intel 850E
メモリ(最大) RDRAM(PC800-40) 512MB(最大1GB)
グラフィックス Nvidia GeForce4 MX 440
HDD 160GB(NTFS)
FDD 内蔵
光メディアドライブ DVD-RW(DVD-R2倍速/DVD-RW等速/CD-R8倍速/CD-RW4倍速/CD24倍速/DVD6倍速)、DVD-ROM(CD40倍速/DVD16倍速)
スロット AGP×1(空き0)、PCI×3(空き1)、PCカード(TypeII×1、CardBus対応)、メモリースティック×1
通信 10/100BASE-TX
I/O USB 2.0×4、USB 1.1×2、IEEE1394×2、光角型デジタル出力×1
サイズ(W×D×H) 195×391×380mm
重量 約13.5kg
OS Windows XP Professional

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