シマンテック(株)は22日、企業の電子メール・ゲートウェイ向けのウイルス対策ソフト『Symantec AntiVirus for SMTP Gateways 3.0(シマンテック・アンチウイルス フォー SMTPゲートウェイ』を11月11日に発売すると発表した。ゲートウェイでのURL/コンテンツをフィルタリングするソフト『Symantec Web Security 2.5』と組み合わせて、ゲートウェイ用のセキュリティーソリューション『Symantec AntiVirus Gateway Solution』として販売される。
同製品はSMTPサーバーで送受信される電子メールのトラフィックを監視し、添付ファイルやメール本文に含まれるウイルスの検出と駆除、管理者への通知を行なうソフト。メールサーバーの処理効率低下を防ぐ“マルチスレッド・スキャン機能”、スパムメールの不正中継を防止する機能、ウェブベースの管理コンソールなどが用意されている。
今回のバージョンでは、スパムメールをメッセージサイズ、件名、送信者のメールアドレスや一般的なスパムリスト(MAPS対応)などに基づいて遮断する機能が追加された。
また、ウイルス定義ファイルの更新間隔が毎時間に設定可能となったほか、デジタル署名を使用したウイルス定義ファイル更新の仕組みの導入、新種ウイルスが急激に拡散した場合に管理者に通知して全社のメールの送受信を一時停止する機能などが追加されている。
対応OSは、Windows 2000 Server(SP2)/NT Server (SP6a以上)、Solaris 7/8。
価格は100~249ライセンスの場合、1ライセンスあたり5300円。アップグレードの場合1ライセンスあたり2700円(100~249ライセンスの場合)、他ソフトからの乗り換えの場合、1ライセンスあたり3200円(100~249ライセンスの場合)。