このページの本文へ

【WPC 2002 Vol.2】“ブロードバンドコンテンツスクエア”では、携帯関連コンテンツが主流に

2002年10月16日 21時35分更新

文● 編集部 栗山博行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

“WORLD PC EXPO 2002”の西1ホールでは、“ブロードバンドコンテンツスクエア”として高速常時接続を前提としたコンテンツサービスメーカーをまとめて展示していた。ブロードバンドコンテンツスクエアとその周辺に展示されていた関連情報を紹介する。

『Pinnacle Studio Version 8』

ピナクルシステムズ(株)では、ストリーミング関連として近日発売予定という、同社のビデオ編集ソフト『Pinnacle Studio Version 8』の展示とデモンストレーションが行なわれた。Pinnacle Studio Version 8の新機能は、MPEG1/MPEG2のダイレクトキャプチャー機能、Hollywood FX 3Dトランジションのバックグラウンドレンダリングに対応など。

『Image Dispenser for Keitai』。マスターの画像を登録するだけで、携帯の機種に合わせた画像を配信できるシステム。画面はiモード携帯向けの画像を一覧にしたところ

(株)セラーテムテクノロジーからは、サーバーにマスターとなる画像を登録すると、自動的にクライアントの携帯電話の画面サイズに合わせた画像を配信するというシステム『Image Dispenser for Keitai』が出展された。各キャリアの全携帯電話に合わせたサイズ/フォーマット/表示色数に最適化して配信する。マスターの画像は、同社が開発した拡大/縮小を行なっても劣化が起きないというVFZ形式で保存されることが特色となっている。発売は11月1日、価格は240万円とのことだ。

“BROCOMA(ブロコマ)”のサービスイメージ

セイコー印刷(株)は、ネット広告サービス“BROCOMA(ブロコマ)”を展示した。このサービスは、ユーザーがホームページにアクセスすると広告サーバーから、動画CMを強制的に配信するというサービス。クッキーの利用により1回CMを見たユーザーには、一定時間CMの配信を止めるなどの設定機能を持つほか、CMの放送総数を設定することで配信の管理も行なえるという。サービスの提供開始は2003年春を予定。

日本全国ではブロードバンド利用者が約600万人に近づいたとのことだが、急激にブロードバンド化したため、コンテンツの整備はまだまだこれからの課題といえる。ますます発展していくことが確実な、ブロードバンドコンテンツの今後に注目していきたい。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン