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ウィンドウ、半導体ディスク『Qikシリーズ』の低価格モデルを発売

2002年10月02日 14時25分更新

文● 編集部

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(株)ウィンドウは、1Uラックマウントサイズの半導体ディスク製品『QikDATA M1』を発売した。

『QikDATA M1』
『QikDATA M1』。1Uラックマウントサイズのケースに最大8GBのSDRAM、10GBのハードディスクを2台、UPSなどを搭載する。

『QikDATA M1』は、最大8GBのSDRAMをストレージとして利用するための装置。米Platypus Technologyが開発した。データのバックアップのために、10GBのハードディクスを2基搭載しミラーリングするほか、最長で約4時間の利用が可能なUPSなどを内蔵する。Webアプリケーションサーバやデータベースなどで、ディスクI/Oのボトルネックを解消することが可能になる。サーバとの接続には、付属のPCI接続ホストバスアダプタを使用し、1台のサーバに最大8基の『QikDATA M1』を接続することができる。ディスクアクセスのためのプロトコルは独自のものだ。

おもな仕様は以下のとおり。

  • メモリ……最大8GB ECC SDRAM
  • HDD……10GB×2
  • バッテリ……2基(最長約4時間)
  • 対応OS……Windows NT4.0/2000/XP、Linux

製品の価格はオープンプライス。(株)ウィンドウはこれまで、ワークステーションをターゲットとしたPCI接続の半導体ディスク『QikDRIVE』(4GBで160万円から)や、1Uラックマウントサイズで最大16GBのSDRAMを搭載可能な上位機種『QikDATA X3』(4GBで975万円から)、SANスイッチと半導体ディスクを組み合わせた製品『QikDATA X3 & QikLINK』(4GBで1170万円から)などを販売している。今回発売された『QikDATA M1』は、上位機種と同等の性能を持ちながら低価格で導入が可能だという。同社が提示している参考価格は、4GBのメモリを搭載した製品で400万円程度になる。製品の販売は同社のパートナーを通じて行なわれる。

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