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三洋電機、起動から撮影後の再生までを高速化した400万画素デジタルカメラ『DSC-AZ3』を発売

2002年09月30日 18時36分更新

文● 編集部

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三洋電機(株)は30日、起動時間やシャッター間隔、再生間隔を短縮したデジタルカメラ『DSC-AZ3』を11月中旬に発売すると発表した。“動画デジカメ”シリーズとは別のカメラ本来の高精細写真画質とハンドリング性を追求するシリーズの製品で、価格は8万7000円。

『DSC-AZ3』
『DSC-AZ3』

『DSC-AZ3』は、1/1.8インチの有効400万画素(総画素数413万画素)CCDと光学3倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラで、起動時間を約1.7秒、シャッター間隔を約2秒(従来比約43%)、再生間隔を約0.8秒に短縮したのが特徴。光学ズームレンズのズーミングも約1秒と従来の3倍に高速化した。個々の処理を高速化したほか、各処理を連続して行なう場合のトータルの時間が短縮されているという。レンズの焦点距離は7.7~23.1mm(35mmフィルム換算で37~111mm)。F2.7~4.9。最短撮影距離は50cmで、最短10cmのマクロ撮影も行なえる。

新開発の画像処理LSI『Super Graphic Processor II』を採用し、有効400万画素CCDで撮影した画像を3つの画素補間フィルターを利用してリアルタイムで最大800万画素(3264×2448ピクセル)で記録する“ピクトライズ800”や、12個所の色の“色相”“彩度”“明度”を個別に補正して精度の高い色再現を行なう“リアルカラーイコライザIII”などの機能を搭載する。また、Exif Printに対応するほか、新たにUSBケーブルで直接プリンターに接続してプリントできるセイコーエプソン(株)が提唱する“USB DIRECT-PRINT”に対応。そのほか、最大約200分(160×120ピクセル/1GBマイクロドライプ)の“音声付動画クリップ”の録画や、連続9枚の“連写機能”も搭載する。

撮影したいシーンに合わせたメニューを選択すれば最適な写真を撮影できる“シーンセレクトショット”を利用できる“BASICモード”と、ホワイトバランス/露出制御/測光/ISO感度/フォーカスエリア/色調補正などをマニュアル設定できる“EXPERTモード”の“デュアルメニュー”を搭載する。PCカメラ機能にも対応した。

記録画素数は静止画が最大3264×2448ドット、動画が320×240ドット。記録媒体にはコンパクトフラッシュ(Type I/II)とマイクロドライブを利用できる。記録フォーマットは静止画がJPEG/TIFF(DCF、DPOF、Exif Ver.2.2準拠)、動画がQuickTime Movie。

インターフェースはAV出力(NTSC)とUSB 1.1(ストレージクラス対応)。電源は新型のリチウムイオン電池『DB-L10』(1090mAh)を搭載し、電池寿命は従来機種の1.5倍となった。本体はステンレス合金製メタルボディーでカラーはシルバー。本体サイズは幅99×奥行き32.5×高さ55mm、重量は約210g。Video CD作成機能を搭載した画像/動画管理ソフト『Ulead Photo Explorer 7.0 SE Platinum』、カメラの色調補正データを作成/保存する『リアルカラーイコライザ 3.0 on PC』を収録したCD-ROM『Sanyo Software Pack 6.3』と専用USBケーブルのパソコン接続キット、リチウムイオン電池充電器を同梱する。

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